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この記事では、Microsoft Excel の EUROCONVERT 関数の数式の構文と使用方法について説明します。
説明
数値からユーロ通貨への換算、ユーロ通貨からユーロ通貨使用国の現地通貨への換算、またはユーロ通貨を基にしてユーロ通貨を使用する参加国間の通貨の換算 (三通貨換算) を行います。 変換に使用できるのは、ユーロ通貨を採用している欧州連盟 (EU) 加盟国の通貨単位です。 この関数では、EU によって設定された固定換算率を使用します。
この関数が使用できず、#NAME? エラーが返される場合は、ユーロ通貨対応ツール アドインをインストールして読み込みます。
ユーロ通貨対応ツール アドインをインストールして読み込む
- [ファイル] タブの [オプション] をクリックし、[アドイン] をクリックします。
- [管理] ボックスの一覧の [Excel アドイン] をクリックし、[設定] をクリックします。
- [有効なアドイン] ボックスの一覧の [ユーロ通貨対応ツール] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
- 必要に応じて、セットアップ プログラムで表示される手順に従って操作します。
書式
EUROCONVERT(数値,換算前通貨,換算後通貨,換算方法,換算桁数)
EUROCONVERT 関数の書式には、次の引数があります。
- 数値 必ず指定します。 換算する通貨値またはその値を含むセルの参照を指定します。
- ソース 必須。 換算する通貨単位を使用する国の ISO コードに対応する 3 文字の文字列、またはそのコードを含むセルの参照を指定します。 EUROCONVERT 関数では、次の ISO コードを使用できます。
| 国名/地域名 | 通貨単位 | ISO コード |
|---|---|---|
| ベルギー | フラン | BEF |
| ルクセンブルク | フラン | LUF |
| ドイツ | ドイツ マルク | DEM |
| スペイン | ペセタ | ESP |
| フランス | フラン | FRF |
| アイルランド | ポンド | IEP |
| イタリア | リラ | ITL |
| オランダ | ギルダー | NLG |
| オーストリア | シリング | ATS |
| ポルトガル | エスクド | PTE |
| フィンランド | マルッカー | FIM |
| ギリシャ | ドラクマ | GRD |
| スロベニア | トラル | SIT |
| 欧州連盟加盟国 | ユーロ | EUR |
- ターゲット 必須。 換算後の通貨単位を使用する国の ISO コードに対応する 3 文字の文字列、またはそのコードを含むセルの参照を指定します。 ISO コードは、前述の換算前通貨の表を参照してください。
- Full_precision 必須。 論理値 (TRUE または FALSE)、または結果の表示方法を指定する TRUE または FALSE の値に評価される式。
| 指定する形式 | 結果 |
|---|---|
| FALSE | 通貨固有の丸めルールを使用して結果を表示します。次の表を参照してください。 Excel では、計算精度値を使用して結果を計算し、表示精度値を使用して結果を表示します。 引数 full_precision を省略した場合、FALSE が既定値になります。 |
| TRUE | 計算結果のすべての有効桁数を表示します。 |
- 通貨単位の換算および結果の表示に使用される小数点以下の桁数に適用される規則は次のとおりです。
| ISO コード | 演算桁数 | 表示桁数 |
|---|---|---|
| BEF | 0 | 0 |
| LUF | 0 | 0 |
| DEM | 2 | 2 |
| ESP | 0 | 0 |
| FRF | 2 | 2 |
| IEP | 2 | 2 |
| ITL | 0 | 0 |
| NLG | 2 | 2 |
| ATS | 2 | 2 |
| PTE | 0 | 2 |
| FIM | 2 | 2 |
| GRD | 0 | 2 |
| SIT | 2 | 2 |
| EUR | 2 | 2 |
- Triangulation_precision 必須。 2 つのユーロメンバー通貨間の変換時に中間ユーロ値に使用する有効桁数を指定する 3 以上の整数。 この引数を省略した場合、Excel は中間ユーロ値を丸めません。 ユーロのメンバー通貨からユーロに変換するときにこの引数を含める場合、Excel は、ユーロメンバー通貨に変換できる中間ユーロ値を計算します。
解説
- 有効桁数以外の余分なゼロは戻り値から切り捨てられます。
- 換算前通貨と換算後通貨に同じ国の ISO コードを指定した場合、入力された数値が返されます。
- 引数が適切でない場合、エラー値 #VALUE が返されます。
- この関数では、数値の表示形式は適用されません。
- この関数は、配列数式では使用できません。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
| 値 | 換算前通貨 | 換算後通貨 |
|---|---|---|
| 1.20 | DEM | EUR |
| 1.00 | FRF | EUR |
| 1.00 | FRF | EUR |
| 1.00 | FRF | DEM |
| 1.00 | FRF | DEM |
| 数式 | 説明 (計算結果) | |
| =EUROCONVERT(A2,B2,C2) | 1.2 ドイツ マルクをユーロに換算し、小数点 2 桁まで表示します (0.61)。 | 0.61 |
| =EUROCONVERT(A3,B3,C3,TRUE,3) | 1 フランをユーロに換算し、小数点 3 桁まで表示します (0.152)。 | 0.152 |
| =EUROCONVERT(A4,B4,C4,FALSE,3) | 1 フランをユーロに換算し、小数点 2 桁まで表示します (0.15)。 | 0.15 |
| =EUROCONVERT(A5,B5,C5,TRUE,3) | 1 フランをドイツ マルクに換算する際、途中で小数点 3 桁まで換算し、すべての有効桁数を表示します (0.29728616)。 | 0.29728616 |
| メモ | ||
| EUROCONVERT 関数を使うには、まずユーロ通貨対応ツール アドインをアクティブ化する必要があります。 Excel アドインを追加してアクティブにする方法については、以下のリンクを参照してください。 | ||
| アドインを追加または削除する |
注
- これらの例で仮定している換算レートは、1 ユーロが 6.55957 フランス フランおよび 1.95583 ドイツ マルクです。 EUROCONVERT 関数では、EU によって設定された通貨換算率が使用されます。 換算率が変更された場合、関数が更新されます。 現在使用されている規則や換算率などの詳細な情報については、欧州委員会から出版されるユーロ通貨に関する出版物を参照してください。
- 次の例は、セルに保存される換算結果の値です。結果として表示される値ではありません。
- サンプル スプレッドシートでは、末尾のゼロは切り捨てられます。