概要
このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Office の脆弱性を解決します。この脆弱性により、特別に細工された Office ファイルをユーザーが開いた場合にリモートでコードが実行される可能性があります。 これらの脆弱性の詳細については、「CVE-2019-0594 | Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性」、「CVE-2019-0604 | Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性」、および 「CVE-2019-0668 | Microsoft Office のメモリ破損の脆弱性」を参照してください。
注: このセキュリティ更新プログラムを適用するには、リリース版の Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 がインストールされている必要があります。
このパブリック更新プログラムは SharePoint Server 2016 の Feature Pack 2 を提供します。 Feature Pack 2 には次の機能が含まれています。
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SharePoint Framework (SPFx)
このパブリック更新プログラムは、以下の機能を含め、SharePoint Server 2016 Feature Pack 1 に含まれていたすべての機能も提供しています。
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管理操作ログ
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MinRole の強化
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SharePoint カスタム タイル
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ハイブリッド監査 (プレビュー)
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ハイブリッド分類
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SharePoint オンプレミス用 OneDrive API
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OneDrive for Business のモダン ユーザー エクスペリエンス (ソフトウェア アシュアランス ユーザーが利用可能)
OneDrive for Business のモダン ユーザー エクスペリエンスを使用するには、このエクスペリエンスを有効にする時点でソフトウェア アシュアランス契約が有効である必要があります。契約を有効にするには、パブリック更新プログラムをインストールするか、手動で有効にします。 OneDrive for Business を有効にする時点でソフトウェア アシュアランス契約が有効ではない場合は、OneDrive for Business のモダン ユーザー エクスペリエンスをオフにする必要があります。
詳細については、次の Microsoft Docs の記事を参照してください。
機能追加および修正
このセキュリティ更新プログラムには、SharePoint Server 2016 の次の機能追加が含まれています。
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この更新プログラムは、日本の新元号が使用可能になったときに SharePoint Server 2016 で新元号を有効にするための改善を行います。
マイクロソフト内部サポート情報
OfficeMain:3451689
このセキュリティ更新プログラムには、Project Server 2016 の次の機能追加が含まれています。
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この更新プログラムを適用すると、REpresentational State Transfer (REST) アプリケーション プログラミング インターフェイス (API) を使用してプロジェクトの EnterpriseProjectType を設定するためのサポートがクライアント側オブジェクト モデル (CSOM) に追加されます。.
マイクロソフト内部サポート情報
OfficeMain:3451482
このセキュリティ更新プログラムを適用すると、SharePoint Server 2016 のセキュリティ以外の次の問題が修正されます。
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割り当て済みバッジ アイコンが、SharePoint コミュニティ サイトのディスカッション リスト、メンバー一覧、マイ メンバーシップ Web パーツで予期せず非表示になります。
マイクロソフト内部サポート情報
OfficeMain:3450660
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SharePoint ホスト型アプリを SharePoint Online サイトに追加しようとしても、アプリが組織内のアプリページに表示されません。
マイクロソフト内部サポート情報
OfficeMain:3451248
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検索クエリを実行すると、常に代替アクセス マッピング関数が呼び出されます。 この呼び出しはコストが高く、サーバー上で高い CPU 負荷を発生させる可能性があります。
マイクロソフト内部サポート情報
OfficeMain:3451575
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SortList クエリ パラメーターを含んだ REST インターフェイスを使用して検索クエリを実行すると、SearchServiceException 例外が発生してクエリが失敗することがあります。SortList パラメーターでは大文字/小文字が区別されるからです。
マイクロソフト内部サポート情報
OfficeMain:3451566
マイクロソフト内部サポート情報
内部バグ OfficeMain:3451519
このセキュリティ更新プログラムの既知の問題
この更新プログラムのインストール後、既定ではないゾーンの URL (拡張されたゾーン) から実行された検索クエリから結果が返されません。
この問題を解決するには、2019 年 2 月 28 日の SharePoint Enterprise Server 2016 用累積的な更新プログラム (KB3085363) をインストールしてください。
更新プログラムの入手方法およびインストール方法
方法 1: Microsoft Update
この更新プログラムは、Windows Update を介して利用可能です。 自動更新を有効にすると、この更新プログラムは自動的にダウンロードおよびインストールされます。 自動更新を有効にする方法の詳細については、「Windows Update: FAQ」を参照してください。
方法 2: Microsoft Update カタログ
この更新プログラムのスタンドアロン パッケージを入手するには、Microsoft Update カタログ Web サイトにアクセスします。
方法 3: Microsoft ダウンロード センター
Microsoft ダウンロード センターからスタンドアロンの更新プログラム パッケージを取得できます。 ダウンロード ページのインストール手順に従って、更新プログラムをインストールします。
詳細情報
セキュリティ更新プログラムの展開に関する情報
この更新プログラムの展開に関する情報については、「セキュリティ更新プログラムの展開に関する情報: 2019 年 2 月 12 日」を参照してください。
セキュリティ更新プログラムの置き換えに関する情報
このセキュリティ更新プログラムは、以前にリリースされたセキュリティ更新プログラム KB 4461598 に置き換わるものです。
ファイル ハッシュ情報
ファイル名 |
SHA1 ハッシュ |
SHA256 ハッシュ |
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sts2016-kb4462155-fullfile-x64-glb.exe |
7DC5AA3680BA19E921B99E95796468700F08E8A1 |
148CB24E09D60DEB7A3394E3648BEC546CEB7855F296C1A542FE5BED92B2BF98 |
ファイル情報
セキュリティ更新プログラム (KB 4462155) に含まれるファイルの一覧をダウンロードしてください。
このセキュリティ更新プログラムに関するヘルプとサポートを受ける方法
更新プログラムのインストールのヘルプ: オンライン上で自分を守る
ウイルスとマルウェアから Windows を搭載しているコンピューターを保護する:
国ごとのローカル サポート: