Symbol フィールドは、ANSI 文字セットの単一の文字または文字列を挿入します。 ただし、[記号] コマンド ([挿入] タブの [記号] で [記号] をクリック) を使用すると文字をより簡単に挿入できます。
フィールドの実行結果に文字書式を直接適用するか、スイッチを使って書式を指定することができます。 スイッチを使って設定した書式は、フィールドの実行結果に適用した書式よりも優先されます。
構文
文書内の Symbol フィールドを表示すると、次のような構文が表示されます。
{ SYMBOL 文字番号 [スイッチ] }
注: フィールド コードはフィールドに表示する内容を指定します。 フィールドの実行結果はフィールド コードを評価した後文書に表示されます。 フィールド コードとフィールド コードの実行結果の表示を切り替えるには、Alt キーを押しながら F9 キーを押します。
説明
CharNum
ANSI コードの文字または 10 進値または 16 進値。 16 進値の形式は 0xn で、16 進数 n の前に 0x (0 の後に文字 x) が付きます。
スイッチ
\a
指定したコードを ANSI 文字として処理します。
\f "フォント名"
挿入する文字を含むフォントで、フォント名は引用符で囲む必要があります。 このスイッチを指定しないと、Symbol フィールド コードに適用されているフォントの文字になります。
\h
段落の行間に影響を与えずに記号を挿入します。 このスイッチを使用して大規模な記号が挿入される場合、記号の上のテキストが上書きされる可能性があります。
\j
指定したコードを SHIFT-JIS 文字として処理します。
\s ポイント
フォント サイズをポイント単位で指定します。
\u
指定した文字を Unicode として処理します。
使用例
フォントが Times New Roman の場合、{ SYMBOL 163 } というフィールドの実行結果は £ になります。
{ SYMBOL 211 "Symbol" 12 } というフィールドの実行結果は、12 ポイントの文字 © になります。