プレゼンス情報は、他のユーザーに連絡を取る場合や、他のユーザーから連絡してもらう場合に便利です。連絡先に関する情報が表示され、連絡先と連絡を取るための最良の方法を判断するのに役立ちます。たとえば、連絡先リスト内の同僚のプレゼンス インジケーターが緑色になっている場合は、その人が連絡可能であることを示しています。廊下に出て直接話をしようとしましたが、彼女の場所とメモには社外で作業中と表示されていることに気付いたので、代わりにインスタント メッセージを送信することにします。
次の表に示すように、プレゼンス状態には、Lync ユーザーが設定するもの、Lync によって自動的に設定されるもの、どちらの方法でも設定できるものがあります。
プレゼンス状態 |
説明 |
この状態の設定方法 |
連絡可能 |
オンラインであり、連絡可能です。 |
Lync はユーザーがコンピューターを使用していることを検出すると、この状態を設定します。コンピューターがアイドルでも自分がオフィスにいることを他のユーザーに知らせたい場合も、この状態を設定できます。 |
取り込み中 |
取り込み中であり、割り込まれたくない状態です。 |
Lync は Outlook の予定表に従って、予定がある場合にこの状態を設定します。現在の状態の横にあるドロップダウン矢印をクリックしてこの状態を選択することもできます。 |
通話中 |
Lync で通話中 (2 者間の音声通話) であり、割り込まれたくない状態です。 |
Lync はユーザーが Lync の通話に参加していることを検出すると、この状態を設定します。 |
会議中 |
会議中であり、割り込まれたくない状態です。 |
Lync は、ユーザーが Lync 会議に参加していることを検出したか、Outlook の予定表によって会議中であるときに、この状態を設定します。 |
電話会議中 |
Lync で電話会議 (音声付き Lync 会議) 中であり、割り込まれたくない状態です。 |
Lync はユーザーが Lync 電話会議に参加していることを検出すると、この状態を設定します。 |
応答不可 |
連絡を受けたくない状態ですが、ワークグループ内のユーザーから送信された会話通知だけは確認します。 |
この状態を選択するには、ドロップダウン矢印をクリックします。 |
一時退席中 |
しばらくコンピューターから離れています。 |
この状態を選択するには、ドロップダウン矢印をクリックします。 |
非アクティブ/退席中 |
ログオンした状態ですがコンピューターはアイドル状態であったか、コンピューターから一定時間離れています。 |
コンピューターが 5 分間アイドルだった場合、Lync はユーザーの状態を "非アクティブ" に設定し、非アクティブ状態が 5 分間続くと、"退席中" 状態に設定します。 (これらの既定値を変更するには、[オプション] ボタン をクリックし、[状態] をクリックします。次に、[コンピューターがアイドル状態のとき [非アクティブ] に変更するまでの時間] および [[非アクティブ] の状態が続いたとき [退席中] に変更するまでの時間] の横にある矢印をクリックします。) この状態はドロップダウン矢印をクリックして選択することもできます。 |
業務時間外 |
業務時間外なので、連絡を受けられない状態です。 |
この状態を選択するには、ドロップダウン矢印をクリックします。 |
オフライン |
サインインしていません。(自分のプレゼンスが表示されないようブロックしたユーザーにはオフラインとして表示されます。) |
Lync はユーザーがコンピューターからログオフするとこの状態を設定します。 |
不明 |
プレゼンス状態が不明です。 |
この状態は、Lync をインスタント メッセージング プログラムとして使用していない連絡先に表示されることがあります。 |
連絡先の状態の横に表示される赤いアスタリスクは、その連絡先が Outlook で [外出中] をオンにしていることを示します。
個人メモを設定する
Lync のプレゼンス状態は事前に設定され、カスタマイズや追加はできません。ただし、現在どこにいるか、何をしているかなどの詳細を連絡先に伝えるために、Lync メイン ウィンドウの上部に個人メモを書き込むことができます。これを行うには、メモ表示領域 (写真の領域と名前の上のボックス) をクリックし、現在表示されている情報をクリックして上書きします。
重要: Microsoft Outlook の [自動応答 (不在時)] 設定を変更すると、Outlook に入力したメモも Lync の [個人メモ] 領域に表示されます。このメモが Lync に表示されないようにするには、Outlook で [外出中] の通知をオフにする必要があります。そのためには、Outlook で [ファイル] タブをクリックし、[自動応答] パネルで [オフ] ボタンをクリックします。
個人メモの設定の詳細については、「プレゼンス状態を変更する」の「個人メモを追加および表示する」を参照してください。