Microsoft Lync 2010 通信ソフトウェアの既定の設定では、ユーザーがどこにいても、ログインしている限りは、どこにいるかが記録されます。ユーザー自身が指定する場所名は、現在のネットワーク接続に対応します。たとえば、出張中や、別の建物の会議室にいて、ノート コンピューターや携帯電話から Lync 2010 を使用したり、職場では Lync からサインアウトして、自宅のコンピューターでサインインし直す、などの場合があります。
組織内で社員のプレゼンス情報がどのように設定されているかによって、連絡先のユーザーが、プレゼンス情報の一部として社員の所在地を確認できるかどうかが決まります。この場所情報により、連絡先のユーザーは、連絡が取れるかどうかや、その時点で最適な連絡方法は何かを判断しやすくなります。ユーザーが特定の場所名を設定した場合、その情報が Lync で記録され、次回、ユーザーが同じネットワーク接続を使用していることが検出されると、プレゼンス情報と共に表示される場所名にその情報が反映されます。
新しい場所にいるときに、それ以前に別の場所に使用した名前を指定すると、その名前は、現在いる (新しい) 場所とネットワーク接続に関連付けられます。
場所情報は、緊急電話を適切な緊急対応センターにルーティングするために使用されることがあります。このために場所情報が転送されます。ルーティング サービスは、認定ソリューション プロバイダーによって提供され、米国内でのみ利用できます。
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場所情報を共有する
場所を設定するには、次の操作を行います。
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Lync を開き、Lync メイン ウィンドウで、写真の横の場所メニューをクリックし、該当するオプションを選択します。
居場所を連絡先に知らせないようにする
組織内で、場所情報が連絡先と共有されるように Lync が構成されている場合、場所情報を連絡先と共有する設定が有効になっていることが連絡先には表示されませんが、ユーザーは、連絡先に居場所を知らせないように選択することもできます。この場所情報の非表示設定は緊急サービスには適用されません。
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Lync メイン ウィンドウで、場所メニューをクリックします。
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[場所情報を相手に表示する] チェック ボックスをオフにします。対角線の入った赤い円が表示されます。
他のプログラムと場所情報を共有する
同じコンピューター上で実行されている他のプログラムと場所情報を共有できるようにするには、次の操作を行います。
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Lync メイン ウィンドウで、[オプション] ボタンをクリックします。
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[Lync - オプション] ダイアログ ボックスで、[個人] をクリックします。
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[場所] の [自分の場所情報を他のプログラムと共有する] チェック ボックスをオンまたはオフにします。
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[OK] をクリックします。