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この記事では、 F.INV の数式の構文と使用方法について説明します  関数を Microsoft Excel で使用できます。

説明

F 分布の確率関数の逆関数値を返します。 確率 = F.DIST(x,...) であるとき、F.INV(確率,...) = x という関係が成り立ちます。 F 確率分布は、2 組のデータのばらつきを比較する F 検定で使用されます。 たとえば、米国と日本の労働者の年収を比較し、両国で年収の分布に類似性があるかどうかを分析することができます。

書式

F.INV(確率,自由度 1,自由度 2)

F.INV 関数の書式には、次の引数があります。

  • 確率     必ず指定します。 F 累積分布における確率を指定します。

  • 自由度 1     必ず指定します。 自由度の分子を指定します。

  • 自由度 2     必ず指定します。 自由度の分母を指定します。

解説

  • 引数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。

  • 確率 < 0、または確率 > 1 である場合、エラー値 #NUM! が返されます。

  • 自由度 1 または自由度 2 に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。

  • 自由度 1 < 1 または自由度 2 < 1 の場合、エラー値 #NUM! が返されます。

使用例

次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。

データ

説明

0.01

F 累積分布に関連する確率

6

自由度の分子

4

自由度の分母

数式

説明

結果

=F.INV(A2,A3,A4)

上のデータに対応する F 分布の確率関数の逆関数の値を求めます

0.10930991

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