Applies ToExcel for Microsoft 365 Excel for Microsoft 365 for Mac Excel for the web Excel 2024 Excel 2024 for Mac Excel 2021 Excel 2021 for Mac Excel 2019 Excel 2019 for Mac Excel 2016

ここでは、Microsoft Excel の GAMMA.DIST 関数の構文および使用法について説明します。

ガンマ分布関数の値を返します。 この関数を使うと、正規分布に従わないと見られる変数の分析を行うことができます。 ガンマ分布は待ち行列分析などでよく使用されます。 

書式

GAMMA.DIST(x,α,β,関数形式)

GAMMA.DIST 関数の書式には、次の引数があります。

  • X     必ず指定します。 分布の評価に使用する値を指定します。

  • α     必ず指定します。 分布に対するパラメーターを指定します。

  • β     必ず指定します。 分布に対するパラメーターを指定します。 β= 1 の場合、標準ガンマ分布の値が返されます。

  • 関数形式     必ず指定します。 計算に使用する関数の形式を論理値で指定します。 累積が TRUE の場合は、GAMMA.DIST によって累積分布関数が返されます。FALSE の場合は、確率密度関数が返されます。

解説

  • x、α、β に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。

  • x < 0 の場合は、エラー値 #NUM! が返されます。

  • α ≦ 0 または β ≦ 0 の場合は、エラー値 #NUM! が返されます。

  • ガンマ確率密度関数は、次の数式で表されます。

    ガンマ確率密度関数の数式

    また、標準ガンマ確率密度関数は、次の数式で表されます。

    数式

  • α = 1 の場合は、次の式で表される指数分布となります。

    数式

  • 正の整数 n に対して、α = n/2、β = 2、関数形式 = TRUE の場合は、自由度 n における (1-CHISQ.DIST.RT(x)) と同じ値になります。

  • α が正の整数の場合は、アーラン分布とも呼ばれます。

使用例

次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。

データ

説明

10.00001131

関数に代入する値

9

分布の α パラメーター

2

分布の β パラメーター

数式

説明

結果

=GAMMA.DIST(A2,A3,A4,FALSE)

FALSE の累積引数を持つ A2、A3、A4 の中の x、α、β の値を使った確率密度を計算します。

0.032639

=GAMMA.DIST(A2,A3,A4,TRUE)

A2、A3、A4 の x、アルファ、およびベータ値を使用した累積分散。TRUE の累積引数。

0.068094

ヘルプを表示

その他のオプションが必要ですか?

サブスクリプションの特典の参照、トレーニング コースの閲覧、デバイスのセキュリティ保護方法などについて説明します。

コミュニティは、質問をしたり質問の答えを得たり、フィードバックを提供したり、豊富な知識を持つ専門家の意見を聞いたりするのに役立ちます。