Lync に初めてサインインする
Lync をインストールすると、通常自動的に Lync のサインイン情報が構成されます。ただし、最初は手動で Lync を起動することが必要な場合があります。この方法を次に紹介します。
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組織のネットワークにログオンします。
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[スタート]、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync]、[Lync 2013] の順にクリックします。
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Lync サインイン画面が表示されます。
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サインイン アドレス ボックスが既に入力されている場合、表示されているアドレスが正しいことを確認します。
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正しくない場合、またはボックスが空の場合は、自分のサインイン アドレスを入力します。
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空のパスワード ボックスが表示された場合は、自分のパスワードを入力します。
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次に、[サインイン] をクリックします。
サインインできない場合、問題の解決方法については「Lync のサインイン エラーのトラブルシューティング」を参照してください。
Lync を閉じるまたは終了する
Lync を使い終わったら、表示を閉じるか、セッションからサインアウトするか、またはプログラムを終了することができます (すべて [ファイル] メニューから実行できます)。次の表で、オプションの違いについて説明します。
オプション |
実行する方法 |
機能 |
終了する |
Lync メイン ウィンドウで、[オプション] ボタンの横にある矢印をクリックし、[ファイル] をクリックしてから [終了] をクリックします。 |
Lync セッションが終了し、コンピューター上の Lync がシャットダウンされます。 終了後、Lync を再起動する場合は、[スタート]、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync]、[Lync 2013] の順にクリックします。 |
閉じる |
Lync メイン ウィンドウで
または
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Lync の表示が閉じますが、ユーザー ID で識別されている Lync セッションは引き続き実行されます。したがって、引き続き通知を受け取り、他のユーザーと対話できます。 タスク バーまたは画面の一番下にある通知領域の Lync アイコンをクリックすれば、いつでも表示を元に戻すことができます。 |
サインアウトする |
Lync メイン ウィンドウで、[オプション] ボタンの横にある矢印をクリックし、[ファイル]、[サインアウト] の順にクリックします。 |
ユーザー ID に関連付けられている Lync セッションが終了しますが、Lync はバックグラウンドで引き続き実行されます。サインアウトすると、サインイン ウィンドウが表示されます。 ヒント: [サインイン情報を削除] をクリックすれば、サインアウトするときにコンピューターのメモリからログオン ID とパスワードの記録を削除できます。このようにすると、サポート担当者が行うサインインの問題のトラブルシューティングが容易になることがあります。また、権限のないユーザーがあなたの資格情報でログインすることは難しくなるため、サインイン情報のセキュリティも確保できます。 |
[Windows にログオンするときに自動的に Lync を起動する] オプションを変更する
Lync の起動動作を変更する方法は、次のとおりです。
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Lync メイン ウィンドウで、[オプション]、[個人] の順にクリックします。
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[Windows にログオンするときに自動的に Lync を起動する] と [起動時に Lync を前面に表示する] オプションのチェック ボックスをオンまたはオフにします。
パスワードを再設定または変更する
パスワードを忘れてしまった場合や変更したい場合は、職場のテクニカル サポート (通常は、Lync アカウントのセットアップ担当者) にお問い合わせください。その場合は、「Active Directory でユーザーのパスワードを再設定するhttp://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc754395.aspx 」のリンクを知らせてください。
スマート カードで Lync にサインインする
一部の組織では、Lync 2013 ユーザーのセキュリティを強化するために、2 要素認証と呼ばれる、複数ステップのサインイン プロセスを使用しています。このオプションを使用することが予想される場合、Lync にサインインするために「スマート カード」が必要になります。スマート カードには、物理と仮想の 2 種類があります。
スマート カード |
詳細 |
物理 |
クレジット カードほどのサイズです。 ログインするときは、スマート カード リーダー (通常、コンピューターに組み込まれています) に差し込みます。 |
仮想 |
有形物ではなく、コンピューター上の特殊なチップに書き込まれる電子 ID で、実質、コンピューターの中にスマート カードを組み込んだ状態になります。 TPM (トラステッド プラットフォーム モジュール) チップを搭載している Windows 8 コンピューターでのみ利用できます。 各仮想スマート カードはインストールされているデバイスとのみ関連付けられるため、使用する Windows 8 コンピューターごとに別々のカードを登録する必要があります。 |
スマート カードが必要な場合、ドメイン システム管理者または IT サポート チームに必要なスマート カードの種類と入手できる場所を確認してください。
スマート カードが登録されたことを確認する
スマート カードを使ってサインインする前に、カードの “登録” が必要です。つまり、ユーザーの資格情報がカードに識別される必要があります。 これは、カードが物理でも仮想でも同じです。 このプロセスは、ドメイン システム管理者または IT サポート チームが既に実施している場合もあります。 不明な場合は確認してください。
スマート カードでサインインする
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[アドレス] ボックスに Lync ID を入力し、[サインイン] をクリックします。
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サインインの手順を進めるにあたって、スマート カードの手順を開始するポップアップ ウィンドウが表示され、物理スマート カードを使用している場合、カード リーダーにスマート カードを挿入するように要求されます。 セキュリティのセットアップに応じて、要求は次のようになります。
カードを挿入し、コンピューターがスマート カードを検出したことを確認したら、[OK] をクリックします。
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(この手順は、仮想カードと物理カードの両方に適用されます): スマート カードの暗証番号 (PIN) を入力し、[OK] をクリックします。 (受け取っていない場合は、どの PIN を使用するかをドメイン システム管理者に問い合わせてください。)
注: ユーザー ID またはパスワードが認識されないというエラー メッセージが表示されたら、サインイン ページで [サインイン情報を削除] を選び、もう一度サインインします。 これによりコンピューターのメモリからサインイン資格情報が消去されるため、問題が解決する可能性があります。