ここでは、Microsoft Excel の PERMUTATIONA 関数の書式および使用法について説明します。
説明
指定した数の対象 (反復あり) から、指定した数だけ抜き取る場合の順列の数を返します。
書式
PERMUTATIONA(総数,抜き取り数)
PERMUTATIONA 関数の書式には、次の引数があります。
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総数 必ず指定します。 対象の総数を整数で指定します。
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抜き取り数 必ず指定します。 順列計算のために選択する対象の個数を整数で指定します。
PERMUTATIONA 関数は次の数式を使用します。
解説
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引数に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
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数値引数が無効な値の場合、たとえば、総数が 0 (ゼロ) で抜き取り数が 0 (ゼロ) より大きい場合は、エラー値 #NUM! が返されます。
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数値引数が数値以外のデータ型を使用した場合、エラー値 #VALUE! が返されます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
数式 |
説明 |
計算結果 |
=PERMUTATIONA(3,2) |
3 つのオブジェクトから成るグループ、[4,5,6] について考えます。 3 つのオブジェクトから反復を含む 2 つのオブジェクトを並べる順列は、PERMUTATIONA(3,2) によって 9 通りと計算されます。 |
9 |
4,4 |
||
4,5 |
||
4,6 |
||
5,4 |
||
5,5 |
||
5,6 |
||
6,4 |
||
6,5 |
||
6,6 |
||
=PERMUTATIONA(2,2) |
2 つのオブジェクトから成るグループ、[3,5] について考えます。 反復を含めて 2 つのオブジェクトを並べる順列は、PERMUTATIONA によって 4 とおりと計算されます。 |
4 |
3,3 |
||
3,5 |
||
5,3 |
||
5,5 |