ここでは、Microsoft Excel の SKEW.P 関数の書式および使用法について説明します。
説明
母集団に基づく分布の歪度を返します。歪度とは、分布の平均値周辺での両側の非対称度を表す値です。
書式
SKEW.P(数値 1, [数値 2],…)
SKEW.P 関数の書式には、次の引数があります。
数値 1, 数値 2,... 数値 1 は必須で、それ以降の数値は省略可能です。 母集団の歪度を求める 1 個から 254 個の数値、または数値を含む名前、配列、セル参照を指定します。
SKEW.P 関数は次の数式を使用します。
解説
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引数には、数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照を指定します。
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引数として指定した論理値と、数値を表す文字列が計算の対象となります。
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引数として指定した配列またはセル範囲に文字列、論理値、空白セルが含まれている場合、これらは無視されます。ただし、数値として 0 (ゼロ) を含むセルは計算の対象となります。
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SKEW.P 関数では、標本ではなく母集団全体の標準偏差を使用します。
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引数に無効な値を指定した場合、エラー値 #NUM! が返されます。
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引数に無効なデータ型を指定した場合、エラー値 #VALUE! が返されます。
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指定する数値データの数が 2 個以下の場合、または標本の標準偏差が 0 の場合は、エラー値 #DIV/0! が返されます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
母集団データの配列 |
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3 |
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4 |
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5 |
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2 |
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3 |
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4 |
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5 |
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6 |
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4 |
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7 |
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数式 |
説明 |
結果 |
=SKEW.P(A2:A11) |
A2:A11 配列に含まれるデータの母集団をベースとする分布の歪度 (ひずみ) (0.303193) を返します。 |
0.303193 |