問題
ユーザーが Microsoft Outlook 2016 または Outlook 2013 でプロファイルを作成すると、Outlook が応答を停止 (ハング) します。
この問題は、ユーザーの SMTP アドレスのルート ドメインが Secure Sockets Layer (SSL) を適用していない Web ホストをポイントする場合、およびポート 443 が閉じている場合に発生します。 このシナリオにおいて、当該 Web ホストは https://contoso.com/Autodiscover/Autodiscover.xml に応答しません。 そのため、プロファイルの作成中に Outlook が停止します。 以下の手順に従い、問題の原因を確認します。-
タスク バー右側の通知領域にある Outlook アイコンで、CTRL キーを押下しながら当該アイコンを右クリックします。その後表示されるメニューから [電子メールの自動構成のテスト] をクリックします。
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ユーザーの電子メール アドレスおよびパスワードを入力し、[テスト] をクリックします。
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[ログ] タブで結果を確認します。 以下のエラー メッセージを含む複数の再試行のエントリが表示される場合、問題が発生していることを意味します。
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Outlook 2016:
Autodiscover to https://contoso.com/autodiscover/autodiscover.xml starting
GetLastError=2147954402; httpStatus=0. -
Outlook 2013:
Autodiscover to https://contoso.com/autodiscover/autodiscover.xml starting
GetLastError = 12002, httpStatus = 0.
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解決方法
Outlook 2016
Office 2016 の MSI インストールの場合
これは、Outlook のバージョン 16.0.4351.1000 およびそれ以降のバージョンに備わっています。 バージョン 16.0.4351.1000 を入手するには、以下の Microsoft Knowledge Base 資料に記載されている更新プログラムをインストールします。
3114861 [MS16-029] Outlook 2016 のセキュリティ更新プログラムについて (2016 年 3 月 8 日)
Office 2016 のクイック実行インストールの場合
これは、Current Channel および Deferred Channel の最初のリリース向けの Office 2016 のバージョン 16.0.6741.1014 に備わっています。 既定で、クイック実行インストールは自動的に更新されます。
Office 2016 のクイック実行インストールのバージョンが、16.0.6741.1014 またはそれ以降のバージョンであることを確認してください。 そうでない場合は、Office 2016 のインストール環境を更新します。 これを行うには、次の手順を実行します。-
任意の Office アプリケーション (Outlook や Word など) を起動します。
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[ファイル] をクリックし、続いて [Office アカウント] または [アカウント] をクリックします。
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“Office 更新プログラム” でバージョンを確認します。
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16.0.6741.1014 よりも前のバージョンである場合、[更新オプション]、[今すぐ更新] の順にクリックします。
Office 365 クライアントの更新チャネルの詳細については、「Office 365 クライアント用の更新プログラム ブランチのバージョン番号」を参照してください。
Outlook 2013
2015 年 12 月 8 日の Outlook 2013 更新プログラムをインストールします。 関連情報については、次の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料を参照してください。
3114349: 2015 年 12 月 8 日付けの Outlook 2013 更新プログラム (KB3114349) 注: この更新プログラムをインストールするには、バージョン 15.0.4779.1001 またはそれ以降のバージョンの Outlook を実行している必要があります。
回避策
Outlook 2016 の「解決方法」セクションに記載されている更新プログラムをインストールできない場合は、次の回避策を使用できます。
Outlook 2016: Outlook の自動検出ルックアップからルート ドメインを除外する
重要: このセクションの手順の実行には注意が必要です。 レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。 変更する前に、問題の発生に備えて復元用にレジストリのバックアップを作成してください。 Outlook 2016 で自動検出サービスを特定するために、ユーザーの SMTP アドレスのルート ドメインが使用されることを防ぐため、レジストリ サブキー ExcludeHttpsRootDomain の値を 1 に設定してください。 これを行うには、次の手順を実行します。
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レジストリ エディターを開きます。
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次のレジストリ サブキーを見つけてクリックします。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Autodiscover
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[編集] メニューの [新規] をポイントし、[DWORD 値] をクリックします。
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「ExcludeHttpsRootDomain」と入力し、Enter キーを押します。
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[編集] メニューで [修正] をクリックし、[値のデータ] ボックスに「1」と入力して [OK] をクリックします。
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レジストリ エディターを終了します。
詳細
関連情報については、次の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料を参照してください。
2212902 \Autodiscover キーの下にレジストリ設定があると、予期しない Autodiscover の動作が発生する
クイック実行インストールまたは MSI インストールが備わっているか判断する方法
Outlook の [ファイル] タブから [Office アカウント] または [アカウント] をクリックします。
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“サブスクリプション製品” エリアに “Office 更新プログラム” が表示されている場合、クイック実行インストールが備わっています。
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“サブスクリプション製品” エリアに “Office 更新プログラム” が表示されていない場合、MSI インストールが備わっています。
さらにヘルプが必要ですか? Microsoft コミュニティを参照してください。