適用先
Exchange Server 2016

現象

2023 年 1 月 Exchange Server 2016 年 1 月のセキュリティ更新プログラムが R2 Windows Server 2012実行されているコンピューターにインストールされた後、自動起動モードのMicrosoft Exchange Server サービスの一部がサーバーの再起動後に起動しない可能性があります。 さらに、次のイベントは、システム チャネルのイベント ログに記録されます。 

ログ名: システム ソース: Service Control Manager 日付: 2023 年 1 月 19 日午前 3:22:51 イベント ID: 7022 タスク カテゴリ: なし レベル: エラー キーワード: クラシック ユーザー: N/A コンピューター: EXCHLAB01.contoso.com 説明: Microsoft Exchange Active Directory トポロジ サービスは、起動時にハングしました。 

原因

この動作は、Microsoft Exchange Active Directory トポロジ サービス (MSExchangeADTopology) と、Windows Server 2012 R2 の WMI パフォーマンス アダプター (wmiApSrv) サービスの間に存在するタイミングの問題が原因で発生します。 

解決方法 

 この問題を修正するには、次のセキュリティ更新プログラムをインストールします。 

回避策 

この問題を回避するには、以下のいずれかの方法を使用します。

回避策 1

WMI パフォーマンス アダプター サービスを Microsoft Exchange Active Directory トポロジ サービスの依存サービスに追加します。 これを行うには、次の PowerShell コマンドを実行します。 

  • $dependentServices = (Get-ItemProperty HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSExchangeADTopology)。DependOnService

  • Set-ItemProperty -Name "DependOnService" -Path HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSExchangeADTopology -Value ($dependentServices + 'wmiApSrv')

回避策 2

コンピューターの再起動後にサービスを開始します。 これを行うには、次の PowerShell コマンドを実行します。

  • Get-Service -DisplayName "Microsoft Exchange*" | Where-Object {$_.Starttype -eq "Automatic" -and $_.Status -ne "Running"} |Start-Service

 また、Windows タスク スケジューラを使用して、システムの再起動後にコマンドを自動的に実行することもできます。

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