日本の改元による和暦変更に対応するための Microsoft Dynamics AX 2012 R3 の更新プログラム

概要

2019 年 5 月 1 日から、2019 年 4 月 1 日に日本政府により発表された日本の新元号と新元号による新しい和暦が始まります。 この変更に伴い、Microsoft Dynamics AX 2012 R3 の更新プログラムをインストールする必要があります。

解決方法

この更新プログラムをインストールすると、.NET と the Windows レジストリが Microsoft Dynamics AX 2012 R3 での元号判定に使われます。それ以外では、日付の書式設定に OS API を使用する元号のサポートが導入されます。すべての以前の既存製品固有の、OS で書式設定される日付の解析と年度値の操作が削除されました。

Microsoft Dynamics AX 2012 R3 では、この動作を有効にするための追加のセットアップまたは構成は必要ありません。唯一の条件は、日本の新しい和暦と元号に対処し、それらを追加する最新の .NET と Windows の更新プログラムを OS に適用することです。

以下は、以前のエクスペリエンスと比較して動作が変更された機能の一覧です。

JBA 形式で EFT 支払いを生成および受け取る

JBA の標準に従って書式設定された支払ファイルの特定の日付の表示には、元号が示されていません。この更新プログラムを適用すると、ユーザー セッションの日付によって、支払インポート プロセス時にどの元号が使用されるかが判断されます。OS に基づいて、元号の開始日と終了日が判断されます。

消費税申告

開始日と終了日が同じ元号の範囲内にある場合、レポートに自動入力される一連の日付は同じままになります。開始日と終了日が同じ元号の範囲内にない場合、ユーザーによって入力される日付に元号インジケーターは含まれません。

修正プログラムの情報

更新プログラムの入手方法 

更新プログラムをダウンロードしてインストールできます。 

·       Microsoft Dynamics AX 2012 R3

必要条件

この修正プログラムを適用するには、次のいずれかの製品がインストールされている必要があります。

·       Microsoft Dynamics AX 2012 R3

再起動の必要性

この修正プログラムを適用後、Application Object Server (AOS) サービスを再起動する必要があります。

この修正プログラムのダウンロードおよびインストール中に問題が発生する場合や、製品サポート​​情報に関するその他の質問があれば、担当パートナーにお問い合わせください。もしくは、マイクロソフトのサポート プランに直接加入している場合、 Microsoft Dynamics  のテクニカル サポートに連絡して、サポート リクエストを作成できます。

また、これらの国の特定の電話番号のリンクを使用して、Microsoft Dynamics のテクニカル サポートに電話で連絡できます。これを行うには、次のいずれかのマイクロソフト Web サイトにアクセスしてください。

·        パートナー

·        ユーザー

Microsoft Dynamics と関連製品のテクニカル サポート担当者が、特定の更新プログラムを適用することにより問題が解決されると判断した場合、まれに通常サポート依頼にかかる料金が免除されることがあります。ただし、特定の更新プログラムの対象とならない追加の質問および問題については、通常のサポート料金が適用されます。

注:  この資料は、"迅速な公開" を目的としてマイクロソフト サポート組織により直接作成されたものです。ここに含まれる情報は、新しい問題に対応するため、そのままの状態で提供されます。情報を迅速に公開するため、この資料には誤植などが含まれる可能性があり、また、予告なく改訂される場合があります。 その他の注意事項については、 使用条件 を参照してください。

日本の新元号の検証方法

ガイダンス については、「日本の元号の変更について - KB4469068」 の 「Windows で新元号を検証する方法」を参照してください。