概要
いくつかのシナリオでは、WebSphere MQ (MQSC アダプター) の BizTalk アダプターで受信したメッセージのスループットを最大に、最大バッチ サイズとバッチの最大数のメッセージのプロパティ値を設定することがあります。MQSC のアダプターでは、これら 2 つのプロパティに次の最大値を持ちます。
プロパティ |
最大値 |
---|---|
最大バッチ サイズ |
1,024 KB |
バッチ内の最大メッセージ数 |
200 個のメッセージ |
ただし、MQSC のアダプターでサポートされている最大値では、IBM WebSphere MQ でサポートされている最大の値が一致しません。これにより、別のメッセージのバッチ サイズを使用することができる柔軟性が制限されます。IBM WebSphere MQ は、同等のプロパティを次の最大値をサポートします。
IBM WebSphere MQ プロパティ |
最大値 |
MQSC の同等のプロパティ |
---|---|---|
バッチの制限 (BATCHLIM) |
999, 999 KB |
最大バッチ サイズ |
バッチ サイズ (BATCHSZ) |
9,999 メッセージ |
バッチ内の最大メッセージ数 |
解決策
Microsoft Host Integration Server 2013
累積的な更新プログラムの情報
Host Integration Server 2013 の累積的な更新 2でこの問題を解決する修正プログラムが含まれます。
Microsoft Host Integration Server 2010
累積的な更新プログラムの情報
Host Integration Server 2010 の累積的な更新プログラム 10でこの問題を解決する修正プログラムが含まれます。
状況
マイクロソフトは、この問題を「対象製品」セクションに記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
詳細
更新プログラムを適用すると、最大のバッチ サイズとバッチの最大数のメッセージのプロパティの最大値は IBM WebSphere MQ でサポートされている最大値を一致するように増加します。
IBM WebSphere MQ パラメーターに関する詳細については、次の IBM web サイトを参照してください。この資料に記載されているサードパーティ製品は、マイクロソフトと関連のない他社の製品です。明示または黙示にかかわらず、これらの製品のパフォーマンスや信頼性についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。