演算子は、式で実行する計算の種類を指定する記号またはシンボルです。 算術、比較、論理、参照の各演算子があります。 Access では +、-、乗算 (*)、除算 (/) などの算術演算子に加え、値を比較するための比較演算子、テキストを結合するためのテキスト演算子、True または False の値を決定する論理演算子など、さまざまな演算子をサポートしています。 この記事では、これらの演算子の使用方法について詳細に説明します。
この記事の内容
算術演算子
2 つ以上の数値から 1 つの値を計算したり、数値の記号を正から負に (または負から正に) 変換するには、算術演算子を使います。
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比較演算子
比較演算子は、値を比較し、True、False、または Null の結果を返すために使います。
演算子 |
用途 |
使用例 |
---|---|---|
< |
最初の値が 2 番目の値よりも小さい場合に True を返します。 |
Value1 < Value2 |
<= |
最初の値が 2 番目の値以下の場合に True を返します。 |
Value1 <= Value2 |
> |
最初の値が 2 番目の値よりも大きい場合に True を返します。 |
Value1 > Value2 |
>= |
最初の値が 2 番目の値以上の場合に True を返します。 |
Value1 >= Value2 |
= |
最初の値が 2 番目の値と等しい場合に True を返します。 |
Value1 = Value2 |
<> |
最初の値が 2 番目の値と等しくない場合に True を返します。 |
Value1 <> Value2 |
注: いずれの場合でも、最初の値または 2 番目の値のいずれかが Null の場合、結果も Null になります。 Null は不明の値を意味するため、Null の値との比較結果も不明になります。
論理演算子
論理演算子を使って、2 つのブール値を組み合わせると、結果として True、False、または Null が返されます。 論理演算子は、ブール演算子とも呼ばれています。
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連結演算子
2 つのテキスト値を 1 つに組み合わせるには、連結演算子を使用します。
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特殊演算子
次の表に示すように結果として True または False を返すには、特殊演算子を使用します。
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