現象
Microsoft Exchange Server 2016 環境では、ユーザーは Exchange Web Services (EWS) でのFindItems操作が実行されると、次の動作が発生します。
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EWS の呼び出しが失敗し、次のエラーが表示されます。
処理不能な例外が発生しました。 ServiceResponseException: 内部サーバーエラーが発生しました。 操作に失敗しました。テーブル内の行にクエリを実行することはできません。
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メールボックス役割サーバーの C:\Program Files\Microsoft\Exchange server V15\ logs ¥ ews ログには、次のエラーが表示されます。
ExceptionHandler_Execute = StoragePermanentException: テーブルの行にクエリを実行できません。 MapiExceptionMaxObjsExceeded >---: MapiExceptionMaxObjsExceeded: テーブルの行を照会できません。
原因
メールボックス内に存在する実体化による制限の数の変更が、Exchange Server 2016 で導入されました。 この変更により、FindItems 呼び出しでメールボックス内に新しい具体化された検索を作成する必要がありますが、メールボックスが既に制限を超えているためにその操作を行うことができない場合があります。
解決方法
この問題を解決するには、 Exchange Server 2016 累積更新プログラム 3以降をインストールします。 「Symptoms」セクションで説明されているシナリオでは、この更新プログラムをインストールすると、最も古い実体化検索が期限切れになります。 そのため、例外を生成せずに、新しい検索を作成することができます。