適用対象
ComboBox オブジェクト |
ListBox オブジェクト |
リスト ボックスまたはコンボ ボックスから選択する場合は、BoundColumn プロパティで Microsoft Office Access 2007 にコントロールの値として使用する列の値を通知します。 コントロールがフィールドにバインドされている場合は、BoundColumn プロパティで指定された列の値は ControlSource プロパティで名前を付けられたフィールドに格納されます。 Long 型の値の読み取り/書き込みが可能です。
expression.BoundColumn
expression 必ず指定します。 [適用先] リスト内のいずれかのオブジェクトを返す式。
設定
BoundColumn プロパティでは、次の設定が使用されます。
設定 |
説明 |
0 |
ListIndex プロパティの値は、列の値ではなく、 現在のレコードに格納されます。 最初の行の ListIndex プロパティ値は 0、2 番目の行は 1 などです。 リスト ボックスまたはコンボ ボックスのリスト ボックス部分から項目が選択されている場合、Access によって ListIndex プロパティが設定されます。 BoundColumn プロパティを 0 に設定し、コントロールの ListIndex プロパティ値を使用すると、たとえば、数値のシーケンスの格納にのみ関心がある場合に役立つ場合があります。 |
1 以上 |
(既定値は 1) 指定された列の値が、コントロールの値になります。 コントロールがフィールドにバインドされた場合、この設定は現在のレコードのそのフィールドに格納されます。 BoundColumn プロパティは、ColumnCount の設定より大きい値に設定することはできません。 |
コントロールのプロパティ シート、マクロ、または Visual Basic for Applications (VBA) コードを使用して、BoundColumn プロパティを設定することができます。
テーブル フィールドについては、DisplayControl プロパティが [コンボ ボックス] または [リスト ボックス] に設定されたフィールドに対して、テーブル デザイン ビューの [フィールド プロパティ] セクションの [ルックアップ] タブでこのプロパティを設定できます。
ヒント
テーブル デザイン ビューでフィールドのデータ型としてルックアップ ウィザードを選択すると、Access では自動的に BoundColumn プロパティを設定します。
Visual Basic for Applications (VBA) コードでは、数値または 0 から ColumnCount プロパティの設定値までの値に等しい数値式を使用して、BoundColumn プロパティを設定します。
解説
コンボ ボックスで表示されている列のうち一番左の列 (コンボ ボックスの ColumnWidths プロパティの一番左の列の設定は 0 ではありません) には、フォーム ビューまたはレポートのコンボ ボックスのテキスト ボックス部分に表示されるデータが含まれます。 BoundColumn プロパティでは、選択するときに格納される、テキスト ボックスまたはコンボ ボックス リストの列の値を決定します。 これにより、コントロールの値として格納するものとは異なる、さまざまなデータを表示できます。
注: 連結列がコントロールで表示されている列の一番左の列と異なる場合 (または、BoundColumn プロパティを 0 に設定している場合)、LimitToList プロパティは [はい] に設定されます。
Access では、Column プロパティの列を参照するために、0 から始まる数値を使用します。 つまり、最初の列は式 Column(0) を使用して参照され、2 番目の列は式 Column(1) と続きます。 ただし、BoundColumn プロパティは、列を参照するために 1 から始まる番号を使用します。 つまり、BoundColumn プロパティが 1 に設定された場合、式 Column(0) を使用して列に格納された値にアクセスできます。
AutoExpand プロパティが [はい] に設定されている場合、Access では、入力すると、コンボ ボックス リストの値に一致するコンボ ボックスのテキスト ボックス部分に自動的に値が入力されます。