適用対象
CheckBox オブジェクト |
OptionGroup オブジェクト |
ComboBox オブジェクト |
TextBox オブジェクト |
ListBox オブジェクト |
ToggleButton オブジェクト |
OptionButton オブジェクト |
新しいレコードが作成されたときにフィールドに自動的に入力される String 値を指定します。 たとえば、[住所] テーブルで、[市区町村] フィールドの既定値を [千代田区] に設定できます。 ユーザーがレコードをテーブルに追加するとき、この値をそのまま採用するか、別の都市の名前を入力できます。 読み取り/書き込み。
expression.DefaultValue
expression 必ず指定します。 [適用先] リスト内のいずれかのオブジェクトを返す式。
解説
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DefaultValue プロパティは、オプション グループに入っているチェック ボックス、オプション ボタン、トグル ボタン コントロールに適用されません。 ただし、オプション グループ自体には適用されます。
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DefaultValue プロパティは、データ型が AutoNumber か OLE オブジェクトのフィールドを除き、すべてのテーブル フィールドに適用されます。
DefaultValue プロパティは、新しいレコードが作成されたときにコントロールまたはフィールドに自動的に入力されるテキストまたは式を指定します。 たとえば、テキスト ボックス コントロールの DefaultValue プロパティを =Now() に設定した場合、コントロールに現在の日付と時刻が表示されます。 DefaultValue プロパティ設定の最大長は 255 文字です。
コントロールの場合、コントロールのプロパティ シートにこのプロパティを設定できます。 フィールドについては、テーブルのデザイン ビュー ([フィールド プロパティ] セクション) で、マクロで、あるいは Visual Basic for Applications (VBA) コードを利用することでこのプロパティを設定できます。
VBA コードでは、文字列式を使用してこのプロパティの値を設定します。 たとえば、次のコードは PaymentMethod という名前のテキスト ボックス コントロールの DefaultValue プロパティを "Cash" に設定します。
Forms!frmInvoice!PaymentMethod.DefaultValue = """Cash"""
注: VBA コードを利用してフィールドにこのプロパティを設定するには、ADO DefaultValue プロパティまたは DAO DefaultValue プロパティを使用します。
DefaultValue プロパティは、新しいレコードを追加したときにのみ適用されます。 DefaultValue プロパティを変更した場合、既存のレコードに変更が自動的に適用されることはありません。
テーブルに DefaultValue プロパティ設定も定義されているフィールドにバインドされているフォーム コントロールに DefaultValue プロパティを設定した場合、コントロール設定によってテーブル設定がオーバライドされます。
フィールド リストからフィールドをドラッグすることでコントロールを作成した場合、テーブルに定義されている、フィールドの DefaultValue プロパティ設定がフォームのコントロールに適用されます。ただし、コントロールの DefaultValue プロパティ設定は空のままです。
1 つのコントロールで別のコントロールの既定値を提供できます。 たとえば、次の式にコントロールの DefaultValue プロパティを設定した場合、コントロールの既定値が txtShipTo コントロールの DefaultValue プロパティに設定されます。
=Forms!frmInvoice!txtShipTo
コントロールが同じフォームにある場合、既定値のソースであるコントロールは、式を含むコントロールより先にタブ オーダーに表示される必要があります。