適用対象
Form オブジェクト |
Report オブジェクト |
FilterOn プロパティを使用し、フォームまたはレポートの Filter プロパティの適用を指定したり、判断したりできます。 ブール型の値の読み取り/書き込みが可能です。
expression.FilterOn
expression 必ず指定します。 [適用先] リスト内のいずれかのオブジェクトを返す式。
解説
Microsoft Access プロジェクト (.adp) 内にサーバー フィルターを指定している場合、ServerFilterByForm プロパティを使用します。
FilterOn プロパティでは、次の設定が使用されます。
設定 |
Visual Basic |
説明 |
Yes/はい |
True |
オブジェクトの Filter プロパティが適用されます。 |
いいえ |
False |
(既定) オブジェクトの Filter プロパティは適用されません。 |
注: レポートの場合、FilterOn プロパティを設定するには、レポートのプロパティ シートまたは Visual Basic for Applications (VBA) コードを使用します。
フォームの場合、マクロまたは VBA コードを使用することで FilterOn プロパティを設定できます。 [データ] タブの [並べ替えとフィルター] の下にある [フィルターの切り替え] をクリックする方法でもこのプロパティを設定できます。
保存したフィルターを適用するには、フォームの [フィルターの切り替え] ボタンを押すか、フォームまたはレポートの FilterOn プロパティを True に設定して、マクロまたは Visual Basic を使用してフィルターを適用します。 レポートの場合、レポートのプロパティ シートで FilterOn プロパティを [はい] に設定できます。
[フィルターの切り替え] ボタンは、Filter および FilterOn プロパティの状態を示します。 適用するフィルターが存在しない場合、ボタンは無効なままです。 既存のフィルターが現在適用されている場合、[フィルターの切り替え] ボタンは押された状態で表示されます。 フォームまたはレポートを開いたときにフィルターを自動的に適用するには、ApplyFilter アクションを使用するマクロまたは DoCmd オブジェクトの ApplyFilter メソッドを使用するイベント プロシージャで、フォームの OnOpen イベント プロパティ設定で指定します。
フィルターを削除するには、[データ] タブの [並べ替え] & [フィルター] の下の押された [フィルターの切り替え] ボタンをクリックするか、VBA コードを使用して FilterOn プロパティを False に設定します。 レポートの場合は、レポートのプロパティ シートで FilterOn プロパティを [いいえ ] に設定することで、フィルターを削除できます。
注: 新しいオブジェクトが作成されると、 RecordSource、 Filter、 ServerFilter が継承されます。 作成元のテーブルまたはクエリの OrderBy プロパティと OrderByOn プロパティ。 フォームおよびレポートの場合、オブジェクトを開いたときに継承されたフィルターが自動的に適用されません。