プロパティの設定アクションを使うと、Access デスクトップ データベースのフォームまたはレポート上のコントロールのプロパティを設定できます。 また、プロパティの設定アクションを使って、Access Web App のリスト ビューまたは空白のビュー上のコントロールのプロパティを設定することもできます。
設定
プロパティの設定アクションの引数は次のとおりです。
アクションの引数 |
説明 |
コントロール名 |
プロパティ値を設定する対象のフィールドまたはコントロールの名前を入力します。 コントロール名だけを指定し、完全な構文は指定しません。 カレント フォームまたはカレント レポートのプロパティを設定する場合は、この引数を指定しないでください。 |
プロパティ |
設定するプロパティを選びます。 このアクションを使って設定できるプロパティの一覧については、この記事の「解説」セクションを参照してください。 |
値 |
プロパティに対して設定する値を入力します。 値が [はい] または [いいえ] のどちらかであるデスクトップ データベースのプロパティの場合、[はい] に設定するには -1、[いいえ] に設定するには 0 を使います。 値が [はい] または [いいえ] のどちらかである Access Web App のプロパティの場合、[はい] と [いいえ] を使います。 |
解説
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デスクトップ データベースでプロパティの設定アクションを使って、コントロールの使用可能、可視、編集ロック、左位置、上位置、幅、高さ、前景色、背景色、または標題のプロパティを設定することができます。
注: デスクトップ データベースのすべてのコントロールの種類で上記の各プロパティを設定できるとは限りません。
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Access Web App では、コントロールの使用可能、可視、前景色、背景色、標題、または値のプロパティを設定することができます。
注: Access Web App のすべてのコントロールの種類で上記の各プロパティを設定できるとは限りません。 プロパティの設定マクロ アクションは、Access Web App のリスト ビューまたは空白のビューでのみ使用できます。
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値の引数に無効な値を指定した場合、エラーは発生しませんが、引数がどのように解釈されるかに応じて、プロパティの値が別の値に変更される可能性があります。
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Access デスクトップ データベースでは、プロパティの設定アクションは、プロパティを設定する対象のコントロールが含まれているフォームまたはレポートを選ぶアクションを実行した場合にのみ、独立マクロとして使うことができます。 フォームまたはレポートが開かれていない場合は、フォームを開くアクションまたはレポートを開くアクションを使ってフォームまたはレポートを開き、選ぶことができます。 フォームまたはレポートが既に開かれている場合は、オブジェクトの選択アクションを使ってフォームまたはレポートを選ぶことができます。 その後に、プロパティの設定アクションを使ってプロパティを設定することができます。 プロパティを設定する対象のコントロールと同じフォームまたはレポート上にあるコントロールに埋め込まれているマクロでプロパティの設定アクションを使用する場合は、オブジェクトを選ぶ必要がありません。
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VBA モジュールでプロパティの設定アクションを実行するには、DoCmd オブジェクトのプロパティの設定メソッドを使います。
使用例
次のマクロは、Access デスクトップ データベースの txtDescription というコントロールの使用可能プロパティを 0 に設定します。 つまり、コントロールを無効にします。
操作 |
引数 |
プロパティの設定 |
コントロール名: txtDescription プロパティ: 使用可能 値: 0 |