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現象

保護されている Microsoft Excel ワークシートで、ロックされたセルの選択を禁止すると、[範囲の編集を許可] でユーザーが編集できるように設定した範囲内のセルをユーザーが選択できない場合があります。

原因

この現象は、特定の範囲以外のセルの選択を禁止するために、[ロックされたセル範囲の選択] チェック ボックス ([シートの保護] ダイアログ ボックス) をオフにしている場合に発生します。

回避策

この問題を解決するには、次のいずれかの方法を実行します。

  • ワークシートを保護する場合は、[ロックされたセル範囲の選択] チェック ボックスをオフにしないようにします。

    1. Excel を起動してブックを開き、アクセスを許可する範囲を選択します。

    2. [ツール] メニューの [保護] をクリックし、[範囲の編集を許可] をクリックします。

    3. [新規] をクリックし、[OK] をクリックします。

    4. [シートの保護] をクリックし、[ロックされたセル範囲の選択] チェック ボックスをオンにしたまま [OK] をクリックします。

    または


  • [範囲の編集を許可] チェック ボックスをオンにする代わりに、セルのロックを解除して、セル範囲へのアクセスを許可します。これを行うには、以下の手順に従います。

    1. Excel を起動してブックを開き、アクセスを許可する範囲を選択します。

    2. [書式] メニューの [セル] をクリックし、[保護] タブをクリックします。

    3. [ロック] チェック ボックスをオフにして [OK] をクリックします。

    4. [シートの保護] をクリックし、[ロックされたセル範囲の選択] チェック ボックスをオフにして [OK] をクリックします。

    注 : この方法を使用すると、すべてのユーザーがこの範囲を編集できるようになります。

状況

マイクロソフトでは、この問題をこの資料の冒頭に記載したマイクロソフト製品の問題として認識しています。

詳細

Excel では、保護されているワークシート内で、特定のユーザーまたはユーザー グループに対し、選択した範囲の変更を許可することができます。また、編集可能範囲間の移動を容易にするため、ワークシートのロックされている部分に含まれるセルを、ユーザーが選択できないように設定することができます。

関連情報

ブック、ワークシート、および特定のセル範囲の保護の詳細については、[ヘルプ] メニューの [Microsoft Excel ヘルプ] をクリックします。次に、Office アシスタントまたはアンサー ウィザードで保護と入力し、[検索] をクリックしてトピックを表示します。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID
292468 (最終更新日 2001-04-23) をもとに作成したものです。


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