概要
Azure Stack バージョン 1905 のこの更新プログラムには、ストレージ サービスとコンピューティング サービスの修正プログラムが含まれています。 この更新プログラムでは、新しい機能は導入されていません。
重要な変更は次のとおりです。
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修正された問題: ストレージ サービスの時間のずれによるキュー メッセージの有効期限。
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修正された問題: イメージが失敗した状態の場合、ユーザー イメージの作成操作と削除操作が失敗します。
現象
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キュー メッセージ: キュー内のメッセージは、作成直後に期限切れになり、ガベージ コレクションのタグが付けられます。 この問題は、次の 3 つのケースで発生する可能性があります。
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Azure Resource Manager内のリソースの取得は失敗します。
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使用状況メトリック データは収集されず、処理用にアップロードされません。
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お客様が開発したアプリケーションは、メッセージの取得に失敗します。
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ユーザー イメージの管理: ユーザー イメージの作成に失敗すると、ユーザー イメージ サービスは不適切な状態になります。
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サービスがこの状態になると、新しいイメージの作成は失敗します。
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イメージの削除は、次のエラー "エラー: 内部ディスク管理エラーが発生しました" で失敗する可能性があります。
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原因
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キュー メッセージ: テーブル サービスを実行しているいずれかのインスタンスの時間スキューにより、後続のすべてのメッセージが固定作成日に設定されます。 7 日後 (メッセージの既定の有効期限)、サービスではメッセージの有効期限が切れていると見なされ、ガベージ コレクションのタグが付けられます。
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ユーザー イメージの管理: イメージの作成に失敗したため、ユーザー イメージ マネージャーはイメージを削除するのに十分なデータをリポジトリに含んでいません。
修正プログラムの情報
この修正プログラムを適用するには、バージョン 1.1905.0.40 がインストールされている必要があります。
大事な
1905 更新プログラムのリリース ノートで説明されているように、(指定されたパラメーターを使用して) Test-AzureStackの実行に関する更新アクティビティ チェックリストを参照し、すべての警告やエラーを含む、見つかった運用上の問題を解決してください。 また、アクティブなアラートを確認し、アクションが必要なアラートを解決します。
ファイル情報
この更新プログラムの入手方法
次のファイルをダウンロードします。 次に、Microsoft Learn Web サイトの [Azure Stack で更新プログラムを適用する] ページの指示に従って、この更新プログラムを Azure Stack に適用します。
詳細情報
Azure Stack の更新リソース