概要
影響を受ける更新プログラムをインストールして再起動した後、Hyper-V が有効な Windows 10 Version 1703、Windows 10 Version 1607、または Windows Server 2016 を実行している一部のデバイスで Bitlocker 回復モードに入り、エラー "0xC0210000" が発生することがあります。
回避策
デバイスが既にこの状態になっている場合は、次の手順に従って Windows 回復環境 (WinRE) から BitLocker を一時停止すると、Windows を正常に起動できるようになります。
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お客様の組織のポータルから、または BitLocker を最初に有効にしたときにキーを保存した場所から、OS ボリュームの 48 桁の BitLocker 回復パスワードを取得します。
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回復画面から、Enter キーを押し、プロンプトが表示されたら回復パスワードを入力します。
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デバイスが Windows 回復環境で起動し、回復キーが再度求められた場合は、[ドライブのスキップ] を選択して WinRE を続行します。
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[詳細オプション]、[トラブルシューティング]、[詳細オプション]、[コマンド プロンプト] の順に選択します。
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次のコマンドを使用してドライブのロックを解除します。 Manage-bde -unlock c: -rp <“-“ で区切られた 6 桁のグループの 48 桁の数値の回復パスワード>
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次のコマンドを使用して BitLocker を一時停止します。 Manage-bde -protectors -disable c:
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次のコマンドを使用してコマンド ウィンドウを終了します。 exit
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回復環境から [続行] を選択します。
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これでデバイスは Windows を起動できるようになります。
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起動したら、管理者特権でコマンド プロンプトを起動し (つまり、管理者としてコマンド プロンプトを実行し)、次のコマンドを使用して、システムが保護されるように BitLocker を再開します。 Manage-bde -protectors -enable c:
注: 再起動する前に BitLocker を一時停止しないと、システムを起動するたびにこの回避策の手順を実行する必要があります。
この問題を回避するには、次のコマンドを実行して、システムを再起動する直前に BitLocker を一時停止します。 Manage-bde -protectors -disable c: -rc 1
注: このコマンドを実行すると、デバイスの 1 回の再起動について BitLocker が一時停止されます (-rc 1 オプションは OS 内でのみ機能し、回復環境からは機能しません)。
次の手順
この問題は、すべてのプラットフォームについて以下の更新プログラムで解決されました。
影響を受ける更新プログラム
影響を受ける更新プログラムは、影響を受けるプラットフォーム用に 2019 年 5 月 15 日以降にリリースされた以下の最新の累積的な更新プログラム (LCU) です。