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現象

次のような状況で問題が発生します。

  • Windows Server 2008 R2 を実行しているコンピューターに Hyper-V の役割がインストールされています。

  • このコンピューターで 1 つ以上の Intel CPU (コードネーム Nehalem) を使用します。たとえば、サーバーの Nehalem CPU が Intel Xeon プロセッサ 5500 シリーズであり、クライアントの Nehalem CPU が Intel Core-i プロセッサ シリーズである場合です。

この状況で、次の Stop エラー メッセージが表示されます。



0x00000101 (parameter1, 0000000000000000, parameter3, 000000000000000c)

CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUT

原因

この問題は、Intel のコードネーム Nehalem プロセッサを使用するコンピューターで正しくない割り込みが生成されるために発生します。このような割り込みは、次の Intel ドキュメントに記載された既知のエラーにより発生します。これらの Intel ドキュメントを表示するには、次のリンクをクリックしてください。

Intel Xeon プロセッサ 5500 番台スペック アップデート、2009 年 9 月

Intel Core i7-800 および Intel Core i5-700 デスクトップ プロセッサ シリーズ スペック アップデート、2009 年 10 月
他社テクニカル サポートのお問い合わせ窓口は、ユーザーの便宜のために提供されているものであり、将来予告なしに変更されることがあります。マイクロソフトは、掲載されている情報に対して、いかなる責任も負わないものとします。

解決方法

この修正プログラムは、Intel プロセッサが搭載されたコンピューターにのみ有効です。

修正プログラムの情報

マイクロソフトでは、この問題を修正する修正プログラムを提供しています。ただし、この修正プログラムは、ここで説明する問題のみを修正することを目的としたものです。この修正プログラムは、ここで説明する問題が発生しているシステムにのみ適用してください。この修正プログラムは、今後さらにテストを行う場合があります。したがって、この問題で深刻な影響を受けていない場合は、この修正プログラムが含まれる次のソフトウェア更新プログラムがリリースされるまで待つことを推奨します。

修正プログラムをダウンロードできる場合は、このサポート技術情報の資料の上部に「修正プログラムのダウンロード」セクションがあります。このセクションが表示されていない場合は、Microsoft Customer Service and Support にお問い合わせのうえ、修正プログラムを入手してください。

注: 別の問題が発生した場合、またはトラブルシューティングが必要な場合には、別のサービス リクエストを作成することが必要になる場合があります。特定の修正プログラムの対象とならない追加の質問および問題については、通常のサポート料金が適用されます。Microsoft Customer Service and Support の電話番号一覧または別のサービス リクエストの作成については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

注:「ダウンロード」フォームには、修正プログラムを入手できる言語が表示されます。使用している言語が表示されない場合は、その言語の修正プログラムが存在しないことになります。

再起動の必要性

この修正プログラムの適用後、コンピューターを再起動する必要があります。

更新プログラムの置き換えに関する情報

この更新プログラムを適用しても、他の修正プログラムが置き換えられることはありません。

ファイル情報

修正プログラム (グローバル版) のファイル属性は次表のとおりです。ただし、これより新しい修正プログラムがリリースされている可能性もあります。

Windows Server 2008 R2 のファイル情報メモ
  • 特定の製品、マイルストーン (RTM、SPn)、および区分 (LDR、GDR) に適用されるファイルは、次表に記載されているファイルのバージョン番号を調べると確認できます。

    バージョン

    製品

    マイルストーン

    区分

    6.1.760 0.16xxx

    Windows Server 2008 R2

    RTM

    GDR

    6.1.760 0.20xxx

    Windows Server 2008 R2

    RTM

    LDR

  • GDR 区分には、広範囲にわたる重要な問題を解決するために幅広くリリースされているそれらの修正プログラムのみが含まれています。LDR 区分には、幅広くリリースされている修正プログラムだけでなく、ホットフィックスも含まれています。

  • 各環境にインストールされている MANIFEST ファイル (.manifest) および MUM ファイル (.mum) は、「Windows Server 2008 R2 の追加ファイル情報」セクションに別々に一覧表示されています。MUM と MANIFEST ファイルおよび関連付けられているセキュリティ カタログ (.cat) ファイルは、更新されたコンポーネントの状態を維持するのに重要です。属性の一覧が表示されていないセキュリティ カタログ ファイルは、Microsoft デジタル署名で署名されています。

修正プログラム (英語版) のファイル属性は次の表のとおりです。ただし、これより新しい修正プログラムがリリースされている可能性もあります。これらのファイルの日付と時刻は世界協定時刻 (UTC) で表示されます。ファイル情報に表示される時刻は、ローカル時刻に変換されています。UTC とローカル時刻との時差を確認するには、コントロール パネルの [日付と時刻] の [タイム ゾーン] タブを使用してください。

サポートされているすべてのバージョンの Windows Server 2008 R2 (x64 ベース)

File name

File version

File size

Date

Time

Platform

Hvax64.exe

6.1.7600.16485

643,072

13-Dec-2009

05:55

x64

Hvboot.sys

6.1.7600.16385

118,864

14-Jul-2009

01:48

x64

Hvix64.exe

6.1.7600.16485

707,072

13-Dec-2009

05:55

x64

Hvax64.exe

6.1.7600.20595

643,072

13-Dec-2009

07:08

x64

Hvboot.sys

6.1.7600.16385

118,864

14-Jul-2009

01:48

x64

Hvix64.exe

6.1.7600.20595

707,072

13-Dec-2009

07:08

x64

Windows Server 2008 R2 の追加ファイル情報

サポートされているすべてのバージョンの Windows Server 2008 R2 (x64 ベース) の追加ファイル

File name

File version

File size

Date

Time

Platform

Amd64_6ac22d266d67e0b790ec450bd08df4d7_31bf3856ad364e35_6.1.7600.16485_none_c7ffe3a2bc1847cd.manifest

Not Applicable

710

14-Dec-2009

09:32

Not Applicable

Amd64_82285e6be069dec1e715d87517dd0a29_31bf3856ad364e35_6.1.7600.20595_none_a9d8b55020e8f787.manifest

Not Applicable

710

14-Dec-2009

09:32

Not Applicable

Amd64_microsoft-hyper-v-drivers-hypervisor_31bf3856ad364e35_6.1.7600.16485_none_8c4646ee7f364b85.manifest

Not Applicable

3,985

14-Dec-2009

09:32

Not Applicable

Amd64_microsoft-hyper-v-drivers-hypervisor_31bf3856ad364e35_6.1.7600.20595_none_8cc513cd985c0740.manifest

Not Applicable

3,985

14-Dec-2009

09:32

Not Applicable

Update.mum

Not Applicable

1,456

14-Dec-2009

09:32

Not Applicable

回避策

コンピューターの BIOS ファームウェア オプションを使用して ACPI (Advance Configuration and Power Interface) をオフにすることができます。 ファームウェアにこのオプションがない場合は、ソフトウェアによる回避策で対応できます。レジストリ キーを設定することにより、ACPI C2-state および C3-state を無効にすることができます。これを実行するには、次の手順を実行します。

  1. コマンド プロンプトで、次のコマンドを実行します。

    reg add HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Processor /v Capabilities /t REG_DWORD /d 0x0007e066

  2. コンピューターを再起動します。

注: より深い ACPI C-state (プロセッサ アイドル スリープ状態) が無効になっている場合、コンピューターのアイドル状態の電力消費は大幅に増加します。Windows Server 2008 R2 では、Xeon 5500 シリーズのこれらの、より深い C-state を主要な省電力機能として使用します。

このような省電力状態によるメリットを引き続き享受するには、この資料に記載されている修正プログラムをインストールした後、手順 1. で設定したレジストリ キーを削除します。レジストリ キーを削除するには、次の手順を実行します。

  1. コマンド プロンプトで、次のコマンドを実行します。

    reg delete HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Processor /v Capabilities /f

  2. コンピューターを再起動します。

状況

マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。

関連情報

ソフトウェア更新プログラムに関する用語の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。

マイクロソフトのソフトウェアの更新で使用される一般的な用語の説明この資料に記載されているサードパーティ製品は、マイクロソフトと関連のない他社の製品です。明示的か黙示的かにかかわらず、これらの製品のパフォーマンスや信頼性についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

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