現象
Microsoft SQL Server 2016 でスナップショット分離が有効になっているデータベースで並列クエリを実行すると、ラッチ NESTING_FULL_TRANSACTIONでラッチの競合が発生することがあります。
同様に、常に可用性グループの読み取り可能なセカンダリレプリカで並列クエリを実行する場合にも、ラッチの競合が発生する可能性があります。
これにより、ラッチ NESTING_FULL_TRANSACTIONの待機時間が長いため、パフォーマンスが低下することがあります。
解決方法
この問題は、sql server の累積的な更新プログラム4 (sql server 2016 の累積更新プログラム 1) の累積更新プログラム1 (SQL server 2016 SP1 ) で修正されています。
SQL Server 用の新しい累積更新プログラムには、以前の累積的な更新プログラムに含まれていたすべての修正プログラムとすべてのセキュリティ修正が含まれています。 SQL Server の最新の累積的な更新プログラムについては、「Sql server 2016 の最新の累積的な更新プログラム」を参照してください。
状態
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
関連情報
ソフトウェアの更新を説明するために Microsoft が使用する 用語 について説明します。