現象
SQL Serverメモリ内データベースの復旧の一環として、メモリ内オブジェクトを回復するための並列タスクが開始されます。 特定のシナリオでは、このタスクは失敗する可能性があります。 ログの復旧中に競合状態が発生します。ログ再実行の最後のフェーズでエラーが発生した場合、並列タスクはエラー通知を見逃し、終了しません。 これにより、復旧中にデータベースがハングします。
注 これは一時的な競合状態の問題であり、サーバーの再起動によってデータベースのブロックが解除されます。
解決方法
この修正プログラムは、SQL Serverの次の更新プログラムに含まれています。
SQL Server 2017 の累積的な更新プログラム 8
この更新プログラムにより、失敗した通知が修正され、復旧タスクでエラーが検出され、 復旧に失敗したデータベースが残ります。 その後、ALTER DATABASE SET ONLINE ステートメントを発行して、データベース復旧プロセスを再起動できます。
ビルドSQL Serverについて
SQL Serverの各新しいビルドには、前のビルドにあったすべての修正プログラムとセキュリティ修正プログラムが含まれています。 お使いのバージョンのSQL Serverに最新のビルドをインストールすることをお勧めします。
状態
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
参考資料
マイクロソフトでソフトウェア更新プログラムの説明に使用する標準的な用語集を参照してください。