現象
Microsoft SQL Server のデータにアクセスするために、共通言語ランタイム (CLR) ストアドプロシージャ ("コーリング session") を呼び出すセッションを使用しており、その手順によって、 コンテキスト接続ではなく、同じサーバーに個別の接続 ("2 番目のセッション") が設定されているとします。 その後、タイムアウトまたはキャンセルのために呼び出しセッションが終了した場合、2つ目のセッションは孤立し、 KILL コマンドを使用して手動で終了するまで、システムに存在する可能性があり ます。 この孤立したセッションがロックを保持している場合は、ロックが解放されるのを待っている間、他のセッションがブロックされている可能性があります。
状態
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
解決方法
この問題は、SQL Server の次の累積的な更新プログラムで修正されています。
SQL Server の累積更新プログラムについて:
SQL Server 用の新しい累積更新プログラムには、以前の累積的な更新プログラムに含まれていたすべての修正プログラムとすべてのセキュリティ修正が含まれています。 SQL Server の最新の累積的な更新プログラムを確認する
注: 既定では、必要な場合は、修正プログラムはオフになっています。 SQL Server での CLR スレッドの従来の動作を保持します。 前に説明した現象がシステムで発生した場合にのみ、有効にする必要があります。 修正プログラムを有効にするには、 データベースエンジンサービスの起動オプションを使用して、サーバーにトレースフラグ6559を追加する必要があります。 このトレースフラグは、SQL Server の起動オプションと組み合わせて使用することができます。 DBCC TRACEONコマンドを使用して設定することはできません。
参照情報
マイクロソフトでソフトウェア更新プログラムの説明に使用する用語集を参照してください。