概要
この記事の「詳細情報」セクションに記載されている設定を使用すると、会議や通話の中断を回避するために、組織での Microsoft Teams と Skype for Business 2016 でのヒューマンインターフェイスデバイス (HID) デバイスの使用状況の基本的な調整が可能になります。 この設定で提供される機能は次のとおりです。
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Microsoft Teams が通話を開始した場合は、既存の通話を保留にします。
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HID デバイスフックのオンとオフのイベントを無視します。 この機能により、Skype for Business 2016 は、Microsoft Teams が通話を開始したときに、HID デバイスによるダイヤルトーンの再生を停止します。
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Skype for Business 2016 クライアントからの非 HID デバイスミュート状態の読み取りと書き込みは、Skype for business 通話の場合のみです。 この機能により、アクティブな Microsoft Teams と Skype for Business の同時通話を切り替えるときに、HID デバイスのミュート状態が一貫していることが保証されます。
注: この設定は、次のクライアントバージョンで利用できます。
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クイック実行インストールの場合、クライアントバージョンは16.0.11009.10000 またはそれ以降のバージョンである必要があります。
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2016 MSI のインストールの場合、 クライアントバージョンは16.0.4859.1000 またはそれ以降のバージョンである必要があります。
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Office 2019 の場合、 クライアント バージョンは16.0.10344.20014 またはそれ以降のバージョンである必要があります。
詳細情報
フラグ名: EnableTeamsHIDInterop
Flag usage:
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この機能を有効にするには、DWORD 値データを1に設定します。
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この機能を無効にするには、DWORD 値データを0に設定します。
グループポリシー設定の詳細:
元 コンピューター \ HKEY_CURRENT_USER \Software\Policies\Microsoft\Office\16.0\Lync\ EnableTeamsHIDInterop-DWORD
既定値: 0
注Skype for business のオンプレミスユーザーの場合、このグループポリシーを使って、ユーザーがサインインしてからインバンドのプロビジョニング設定をサーバーから受信する前に、ユーザーのコンピューターのレジストリで設定を確立できます。
この設定を有効にすることで解決できる2つの問題を以下に示します。