適用先
Exchange Server 2013 Enterprise Edition Exchange Server 2013 Standard Edition

現象

セキュリティ グループに属しているアカウントがあり、そのアカウントは、リンクされたメールボックスに関連付けられていると仮定します。Microsoft Outlook でアカウントにログオンして、校閲者のアクセス許可を持っているセキュリティ グループの共有フォルダーを開いてみてください、フォルダーにアクセスすることはできませんし、エラー メッセージが表示します。たとえば、Outlook を使用して共有の予定表フォルダーを開くしようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。

この予定表を表示する権限がありません。

原因

この問題は、ストアのワーカー プロセス (Microsoft.Exchange.Store.Worker.exe) は、共有フォルダーにアクセスすると、アカウントのトークンの更新されていないセキュリティ コンテキストをキャッシュするために発生します。セキュリティ コンテキストには、必要なグループ メンバーシップ情報が含まれていないことを意味します。したがって、ストアは、共有フォルダーにアクセスすることを拒否します。

解決策

この問題を解決するには、以下の更新プログラムをインストールします。

Exchange Server 2013 の累積的な更新プログラム 8

回避策

この問題を回避するには、Outlook Web App を使用して、またはアカウントに共有フォルダーのアクセス許可を直接付与します。

状況

マイクロソフトは、この問題を「対象製品」セクションに記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。

詳細

Outlook メールボックスにアクセスする他のアクセス許可を特定のユーザーに与える方法の詳細については、専用の Office 365 の Exchange と Outlook のメールボックス アクセス許可を付与する方法を参照してください。

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