Microsoft Exchange アカウントをお持ちの場合は、Outlook メール メッセージ、イベント、連絡先、タスク、メモを同じ Exchange サーバー上の他のユーザーと共有したり、委任したりできます。
通常、共有は同じプロジェクトに従事する同僚の間で使用されます。 共有フォルダーは、他のユーザーのナビゲーション ウィンドウで個別のアカウントの下に表示されます。 共有アクセス許可に応じて、ユーザーは共有フォルダー内の項目を参照、作成、編集、または削除できます。
委任では、代理人と呼ばれる別のユーザーに、メール メッセージと会議出席依頼の受信と返信を代行するためのアクセス許可を与える必要があります。 また、代理人に、自分の Exchange アカウントでの項目の閲覧、作成、または編集を許可する追加のアクセス許可を与えることもできます。
注: アドレス帳、予定表、またはメール フォルダーを委任または共有する場合、それらのフォルダーを共有する代理人またはユーザーは、別のソフトウェア アプリケーションを使用して、非公開の連絡先、イベント、またはメール メッセージを表示できます。 プライバシーの保護を強化するには、非公開のアイテムを、個別の共有されていないアドレス帳、予定表、またはメール フォルダーに配置します。
フォルダーを共有するためのオプション
フォルダーを共有する場合は、フォルダーにアクセスする各ユーザーが何を実行できるかを定義するアクセス許可を設定できます。
アクセス許可レベル |
共有ユーザーが実行できるアクティビティ |
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所有者 |
フォルダー レベルの所有者として、共有フォルダー内のすべてのアイテムを作成、読み取り、変更、削除します。 メールボックス レベルの所有者は、他のユーザーがフォルダーに対して持つアクセス許可レベルを変更できます。 |
発行編集者 |
すべてのアイテムの作成、閲覧、変更、削除、サブフォルダーの作成を行います。 |
編集者 |
すべてのアイテムの作成、閲覧、変更、削除を行います。 |
発行作成者 |
アイテムの作成と閲覧、サブフォルダーの作成、作成したアイテムの変更と削除を行います。 |
作成者 |
アイテムの作成と閲覧、作成したアイテムの変更と削除を行います。 |
非編集作成者 |
アイテムの作成と閲覧、作成したアイテムの削除を行います。 |
参照者 |
アイテムの閲覧のみを行います。 |
投稿者 |
アイテムの作成のみを行います。 |
ユーザー設定 |
フォルダーの所有者によって定義された操作を実行します |
空き時間情報、件名、場所 |
予定表を共有する場合のみ、予定表のイベントの空き時間情報、件名、場所を閲覧します。 |
空き時間情報 |
予定表を共有する場合のみ、予定表のイベントの空き時間情報を閲覧します。 |
なし |
何も行いません。 ユーザーはアクセス許可リストに残りますが、アクセス許可がなく、フォルダーを開くことができません。 |
フォルダーを委任するためのオプション
代理人を追加する場合、予定表、受信トレイ、アドレス帳、タスク、メモの各フォルダーに対して個別のアクセス許可レベルを代理人に与えることができます。
アクセス許可レベル |
代理人が実行できるアクティビティ |
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編集者 |
アカウント所有者が作成したアイテムの変更と削除を含め、アイテムの閲覧、作成、変更を行います。 たとえば、編集者アクセス許可を持つ代理人は、アカウント所有者の予定表で直接、会議出席依頼を作成したり、アカウント所有者の代わりに会議出席依頼に返信したりできます。 |
作成者 |
アイテムの閲覧と作成、自分が作成したアイテムの変更と削除を行います。 |
参照者 |
アイテムの閲覧のみを行います。 たとえば、代理人はアカウント所有者の受信トレイのメッセージを閲覧できます。 |