”QuitAccess/Access の終了” マクロ アクションを使用すると、Access を終了することができます。 また、”QuitAccess/Access の終了” では、Access の終了時にデータベース オブジェクトを保存する方法について、複数のオプションからいずれか 1 つを選択できます。
注: このマクロ アクションは、データベースが信頼されていない場合は許可されません。
注: Access 2010 より、”Quit/終了” マクロ アクションは ”QuitAccess/Access の終了” に名前が変更されました。
設定
”QuitAccess/Access の終了” アクションの引数は次のとおりです。
アクションの引数 |
説明 |
オプション |
Access を終了する時点で未保存のオブジェクトに対する処理を指定します。 [マクロ ビルダ] ウィンドウの [アクションの引数] セクションの [オプション] ボックスで、ダイアログ ボックスを表示してオブジェクトごとに保存するかどうかを指定する場合は [確認] を、ダイアログ ボックスを表示せずにすべてのオブジェクトを保存する場合は [すべて保存] を、または、オブジェクトを保存せずに終了する場合は [終了] をクリックします。 既定値は [すべて保存] です。 |
解説
マクロの中で ”QuitAccess/Access の終了” アクションより後に設定されたアクションは実行されません。
このアクションを使用すると、フォームのカスタム メニュー コマンドやボタンで、[保存] ダイアログ ボックスからの確認を表示しないで Access を終了することができます。 たとえば、カスタム ワークスペースにオブジェクトを表示するマスタ フォームがあるとします。 このフォームで ”Options/オプション” 引数を [すべて保存] に設定した ”QuitAccess/Access の終了” アクションを含むマクロを実行する [終了] ボタンを配置することができます。
未保存のオブジェクトがある場合に Access の終了を試みると、”QuitAccess/Access の終了” アクションの ”Options/オプション” 引数で [確認] を選択した場合と同じダイアログ ボックスが表示されます。
Access を終了したりオブジェクトを閉じたりすることなく、指定したオブジェクトを保存するには、マクロの ”Save/保存” アクションを使用します。
Visual Basic for Applications (VBA) モジュールで ”QuitAccess/Access の終了” アクションを実行するには、DoCmd オブジェクトの ”Quit/終了” メソッドを使います。