SaveObject マクロ アクションを使用して、指定した Access オブジェクトまたはアクティブ オブジェクト (指定されていない場合) を保存できます。 場合によっては、アクティブ オブジェクトを新しい名前で保存することもできます (これはクイック アクセス ツール バーの [名前を付けて保存] コマンドと同じ機能を持ちます)。
注: Access 2010 より、保存マクロ アクションは "SaveObject/オブジェクトの保存" に名前が変更されました。
注: このアクションは、データベースが信頼されていない場合は許可されません。
設定
"SaveObject/オブジェクトの保存" アクションの引数は、次のとおりです。
| アクションの引数 | 説明 | 
| オブジェクトの種類 | 保存するオブジェクトの種類。 マクロ デザイン ウィンドウの [アクションの引数] セクションの [オブジェクトの種類] ボックスで、[テーブル]、[クエリ]、[フォーム]、[レポート]、[マクロ]、[モジュール]、[データ アクセス ページ]、[サーバー ビュー]、[ダイアグラム]、[ストアド プロシージャ]、または [関数] をクリックします。 アクティブなオブジェクトを選択するには、この引数を空白のままにします。 この引数でオブジェクトの種類を選択する場合、"Object Name/オブジェクト名" 引数で既存のオブジェクトの名前を選択する必要があります。 | 
| オブジェクト名 | 保存するオブジェクトの名前。 [オブジェクト名] ボックスには、データベース中に存在するオブジェクトのうちで "Object Type/オブジェクトの種類" 引数で選択された種類のオブジェクトがすべて表示されます。 Object Type 引数を空白のままにした場合は、この引数を空白のままにしてアクティブ オブジェクトを保存するか、場合によっては、この引数に新しい名前を入力して、この名前でアクティブ オブジェクトを保存できます。 新しい名前を入力する場合、Access オブジェクトの標準的な名前付け規則に準拠する必要があります。 | 
解説
"SaveObject/オブジェクトの保存" マクロ アクションは、ユーザーが明示的に開き、保存できるあらゆるデータベース オブジェクトに適用されます。 "SaveObject/オブジェクトの保存" アクションをオブジェクトに適用するには、そのオブジェクトが開いている必要があります。 このアクションは、オブジェクトを選択し、クイック アクセス ツール バーの [保存] をクリックして保存した場合と同じ操作になります。 "Object Type/オブジェクトの種類" 引数を空のままにして "Object Name/オブジェクト名" 引数に新しい名前を入力する行為は、クイック アクセス ツール バーで [名前を付けて保存] をクリックし、アクティブなオブジェクトに新しい名前を入力した場合と同じ操作になります。 "SaveObject/オブジェクトの保存" マクロ アクションを利用すると、保存するオブジェクトを指定し、マクロから [名前を付けて保存] コマンドを実行できます。
注: "SaveObject/オブジェクトの保存" マクロ アクションを使用し、新しい名前で次のいずれかを保存することはできません。
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              フォーム ビューまたはデータシート ビューのフォーム。 
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              印刷プレビューのレポート。 
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              モジュール。 
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              データシート ビューまたは印刷プレビューのサーバー ビュー。 
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              ページ ビューのデータ アクセス ページ。 
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              データシート ビューまたは印刷プレビューのテーブル。 
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              データシート ビューまたは印刷プレビューのテーブル。 
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              データシート ビューまたは印刷プレビューのストアド プロシージャ。 
"SaveObject/オブジェクトの保存" マクロ アクションは、カレント データベースとライブラリ データベースのいずれで実行された場合でも、常に、そのオブジェクトが作成されたデータベースに指定のオブジェクトまたはアクティブなオブジェクトが保存されます。
アクティブなオブジェクトを新しい名前で保存したが、その種類の既存オブジェクトに同じ名前のものが存在する場合、ダイアログ ボックスが表示され、既存のオブジェクトを上書きするかどうかが問われます。 "SetWarnings/メッセージの設定" マクロ アクションの "Warnings On/メッセージの表示" 引数を [いいえ] に設定している場合、このダイアログ ボックスは表示されず、古い方のオブジェクトが自動的に上書きされます。
Visual Basic for Applications (VBA) モジュールで "SaveObject/オブジェクトの保存" アクションを実行するには、DoCmd オブジェクトの "Save/保存" メソッドを使います。
 
                         
				 
				