現象
次のような状況を考えます。
-
Microsoft Office 2010年のサイレント インストールを展開するには、Config.xml ファイルを使用します。
-
Config.xml の < SetupUpdates > セクションで、更新プログラムのフォルダーを指定します。次に例を示します。
<SetupUpdatesCheckForSUpdates="Yes"
SUpdateLocation="C:\Updates2" /> -
Office 2010 のサイレント インストールを開始するとします。
このシナリオは、インストールは、次のフォルダーを確認しから更新プログラムが適用されます。
-
既定のフォルダー (更新)
-
指定したフォルダー (Updates2)
ただし、予想される動作は、インストールは確認し、のみ指定したフォルダーと既定のフォルダーから更新プログラムを適用することです。
解決策
この問題を解決するには、Osetup.dll ファイルを置き換えるし、Config.xml ファイルの既定のフォルダーから更新プログラムをインストールするインストールを防止するCheckUpdatesFolder属性を使用します。これを行うには、以下の手順を実行します。
-
次のリンクから Setupdll.zip をダウンロードしてください。Setupdll.zip パッケージを今すぐダウンロードします。
-
Setupdll.zip からファイルを抽出します。2 つの Osetup.dll ファイルがあるはずです。Office 2010 の 32 ビット バージョンの 1 つが、他の Office 2010 の 64 ビット バージョンです。
-
適切な Osetup.dll ファイルをコピーして、Updates フォルダーに貼り付けます。古い Osetup.dll ファイルが Updates フォルダーに含まれている場合は、新しい Osetup.dll ファイルを使用して古い Osetup.dll ファイルを交換してください。
注 新しいCheckUpdatesFolder属性は、このファイルに追加されます。 -
インストールを確認し、既定のフォルダーに更新プログラムを適用したくない場合は、Config.xml ファイルで、[いいえ] にCheckUpdatesFolderの属性を設定します。次に例を示します。
<SetupUpdatesCheckUpdatesFolder="No"
SUpdateLocation="c:\Updates2" />メモCheckUpdatesFolderの既定値は、[はい] です。
-
Config.xml ファイルを保存します。
-
修正済みの Config.xml ファイルを使用してサイレント インストールを実行します。次に例を示します。
<OfficeInstallationPath>\setup /config <path>\config.xml