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このセキュリティ更新プログラムの既知の問題

この資料が適用される製品を表示する。

概要

この更新プログラムは、Microsoft .NET Framework の脆弱性を解決します。この脆弱性により、.NET Framework がライブラリを読み込む前に入力を適切に検証しない場合にリモートでコードが実行される可能性があります。 この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は対象のシステムを制御する可能性があります。 攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。 コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。 この脆弱性の詳細については、「Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2017-0160 (英語情報)」を参照してください。 重要

  • 今後の Windows RT 8.1、Windows 8.1、および Windows Server 2012 R2 のすべてのセキュリティ更新プログラムとセキュリティ以外の更新プログラムには、更新プログラム 2919355 がインストールされている必要があります。 将来の更新プログラムをインストールするために、Windows RT 8.1 ベース、Windows 8.1 ベース、または Windows Server 2012 R2 ベースのコンピューターに更新プログラム 2919355 をインストールしておくことをお勧めします。

  • この更新プログラムをインストールした後に言語パックをインストールした場合は、この更新プログラムを再インストールする必要があります。 そのため、この更新プログラムをインストールする前に、必要な言語パックをすべてインストールすることをお勧めします。 詳細については、「Windows への言語パックの追加」を参照してください。

このセキュリティ更新プログラムの関連情報

  • 次のエラー メッセージを返す Windows Management Instrumentation (WMI) アプリケーションの場合:

    Get-WmiObject: メソッドまたは操作が実装されていません。

    この更新プログラムを一時的に無効にするために、利用者は次のレジストリ エントリをシステムに適用できます。

    警告: このレジストリ エントリを有効にした場合、リモートでコードが実行される可能性も含め、セキュリティ上の脆弱性が悪用される可能性があります。

    レジストリ エントリ

    • 32 ビット システム上での 32 ビット処理および 64 ビット システム上での 64 ビット処理の場合:

      HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\.NETFramework\v4.0.30319@WMIDisableCOMSecurity=1

    • 64 ビット システム上での 32 ビット処理の場合:

      HKEY_LOCAL_MACHINE \Software\Wow6432Node\Microsoft\.NETFramework\v4.0.30319@WMIDisableCOMSecurity=1

    注意事項

    • このレジストリ エントリは、DWORD エントリにする必要があります。

    • このレジストリ エントリは、以前のセキュリティで保護されていない状態を復元します。

  • Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 に関連するこのセキュリティ更新プログラムの詳細については、次の Microsoft サポート技術情報の資料を参照してください。

    4014983 Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 用の .NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2 のセキュリティおよび品質ロールアップについて 2017 年 4 月 12 日

更新プログラムの入手方法およびインストール方法

方法 1: Windows Update

この更新プログラムは、Windows Update を介して利用可能です。 自動更新を有効にすると、この更新プログラムは自動的にダウンロードおよびインストールされます。 セキュリティ更新プログラムを自動的に入手する方法の詳細については、「Windows Update: FAQ」のコントロール パネルで自動更新を有効にする方法のセクションを参照してください。

方法 2: Microsoft Update カタログ

この更新プログラムのスタンドアロン パッケージを入手するには、Microsoft Update カタログにアクセスしてください。

方法 3: Windows Software Update Services (WSUS)

WSUS サーバーで、次の手順を実行します。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントし、[Microsoft Windows Server Update Services 3.0] をクリックします。

  2. [ComputerName] を展開し、[操作] をクリックします。

  3. [更新のインポート] をクリックします。

  4. ブラウザーのウィンドウが開き、ActiveX コントロールをインストールするようにというメッセージが表示される場合があります。 この場合は、操作を続行するために、ActiveX コントロールをインストールする必要があります。

  5. このコントロールをインストールすると、Microsoft Update カタログの画面が表示されます。 [検索の開始] ボックスに「4014983」と入力して、[検索] をクリックします。

  6. 実際の環境のオペレーティング システム、言語、プロセッサと合う .NET Framework パッケージを選択します。 [追加] をクリックしてバスケットに追加します。

  7. 必要なパッケージをすべて選択したら、[バスケットの表示] をクリックします。

  8. [インポート] をクリックして、WSUS サーバーにパッケージをインポートします。

  9. パッケージのインポートが完了したら、[閉じる] をクリックして WSUS に戻ります。

これで、WSUS 経由で更新プログラムをインストールすることができます。

更新プログラムの展開に関する情報

このセキュリティ更新プログラムの展開の詳細については、次のマイクロソフト サポート技術情報を参照してください。

セキュリティ更新プログラムの展開に関する情報: 2017 年 4 月 12 日

更新プログラムのアンインストール情報

注: セキュリティ更新プログラムのアンインストールはお勧めしません。 この更新プログラムを削除するには、コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] または [プログラムと機能] を使用します。

更新プログラムに伴う再起動に関する情報

更新対象のファイルがロックされたり使用されていない限り、この更新プログラムを適用した後にシステムを再起動する必要はありません。

更新プログラムの置き換えに関する情報

この更新プログラムを適用すると、以前にリリースされた更新プログラム 3205404 が置き換えられます。

ファイル情報

ファイル名

SHA1 ハッシュ

SHA256 ハッシュ

Windows8.1-KB4014546-x64.msu

7E57E4BCF5890B21DD61D6F61198E476F2E497AA

330F77DDF9E43E30174EF499FDFD6E47C4CA3DF5E8C22FE99CDA8CEB074D308A

Windows8.1-KB4014546-x86.msu

E5027840205EFD4546BA5A7746DBD586FD967D49

EE2F24413BA19A6B4A5C13A2FFF535CBED8A66A56EC2CB537702942223068AC0

Windows8.1-KB4014546-arm.msu

3BC4D0B10380CEDFB268DFC8EFA372268CAAFBE7

0915D01E9CC452229108418EEA8401628084F594C0D2CB273EDE6307187B202E

ファイル属性

このソフトウェア更新プログラムの英語 (米国) 版では、次の表に示す各属性を持つファイルがインストールされます。

Windows 8.1、Windows RT 8.1 および Windows Server 2012 R2 のファイル情報

注意事項

インストールされている MANIFEST ファイル (.manifest) および MUM ファイル (.mum) は記載されていません。

ファイル名

ファイル バージョン

ファイル サイズ

日付

時刻

プラットフォーム

Msvcp120_clr0400.dll

12.0.52512.0

690,016

20-Mar-2017

05:16

x64

Msvcr120_clr0400.dll

12.0.52512.0

993,632

20-Mar-2017

05:16

x64

System.management.dll

4.6.1646.0

415,424

20-Mar-2017

08:06

x86

Wminet_utils.dll

4.6.1646.0

188,080

20-Mar-2017

08:01

x64

System.data.dll

4.6.1636.0

3,454,640

30-Nov-2016

06:43

x64

System.management.dll

4.6.1646.0

415,424

20-Mar-2017

08:06

x86

Msvcp120_clr0400.dll

12.0.52512.0

484,552

20-Mar-2017

05:16

x86

Msvcr120_clr0400.dll

12.0.52512.0

987,848

20-Mar-2017

05:16

x86

Wminet_utils.dll

4.6.1646.0

136,368

20-Mar-2017

08:06

x86

System.data.dll

4.6.1636.0

3,389,616

30-Nov-2016

06:49

x86

ファイル名

ファイル バージョン

ファイル サイズ

日付

時刻

プラットフォーム

System.management.dll

4.6.1646.0

415,424

20-Mar-2017

08:06

x86

Msvcp120_clr0400.dll

12.0.52512.0

484,552

20-Mar-2017

05:16

x86

Msvcr120_clr0400.dll

12.0.52512.0

987,848

20-Mar-2017

05:16

x86

Wminet_utils.dll

4.6.1646.0

136,368

20-Mar-2017

08:06

x86

System.data.dll

4.6.1636.0

3,389,616

30-Nov-2016

06:49

x86

ファイル名

ファイル バージョン

ファイル サイズ

日付

時刻

プラットフォーム

Msvcp120_clr0400.dll

12.0.52242.36242

602,080

20-Mar-2017

05:16

Not applicable

Msvcr120_clr0400.dll

12.0.52242.36242

634,336

20-Mar-2017

05:16

Not applicable

Wminet_utils.dll

4.6.1646.0

110,592

20-Mar-2017

08:00

Not applicable

System.data.dll

4.6.1636.0

3,383,296

30-Nov-2016

06:41

Not applicable

System.management.dll

4.6.1646.0

415,424

20-Mar-2017

08:06

x86

このセキュリティ更新プログラムに関するヘルプとサポートを受ける方法

適用対象

この資料は、以下を対象としています。

  • Microsoft .NET Framework 4.6.2 を以下のオペレーティング システムと共に使用した場合:

    • Windows Server 2012 R2

    • Windows 8.1

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