適用先
Windows 8.1 Windows 8.1 Enterprise Windows 8.1 Pro Windows RT 8.1 Windows Server 2012 R2 Datacenter Windows Server 2012 R2 Essentials Windows Server 2012 R2 Foundation Windows Server 2012 R2 Standard

現象

この問題は次のような状況で発生します。

  • Windows 8 イメージまたは Windows Server 2012 イメージに、ドライバーとソフトウェアを追加してカスタマイズします。

  • システムを Windows 8.1 または Windows Sever 2012 R2 にアップグレードします。

  • システムのイメージ バックアップ機能を実行します。

このような場合、容量が不足しているため回復パーティションを使用できないというエラーが表示されます。

解決方法

更新プログラムの情報

更新プログラムの入手方法

この更新プログラムは、リリース版の Windows 8.1 または Windows Server 2012 R2 にアップグレードする際に適用されます。

更新プログラムの置き換えに関する情報

この更新プログラムを適用しても、これまでにリリースされた更新プログラムが置き換えられることはありません。

この更新プログラムのグローバル版では、次の表に示す各属性を持つファイル群がインストールされます。これらのファイルの日付と時刻は世界協定時刻 (UTC) で記載されています。お使いのコンピューターでは、これらのファイルの日付と時刻は夏時間 (DST) 調整済みのローカル時刻で表示されます。さらに、ファイルに対して特定の操作を実行すると、日時が変更される場合があります。

Windows RT 8.1、Windows 8.1、および Windows Server 2012 R2 のファイル情報メモ

  • 特定の製品、マイルストーン (RTM、SPn)、および区分 (LDR、GDR) に適用されるファイルは、以下の表に示すファイル バージョン番号で識別できます。

    バージョン

    製品

    マイルストーン

    区分

    6.3.960 0.16xxx

    Windows RT 8.1、Windows 8、および Windows Server 2012 R2

    RTM

    GDR

  • GDR 区分には、広範囲にわたる重要な問題を解決するために幅広くリリースされているそれらの修正プログラムのみが含まれています。LDR 区分には、幅広くリリースされている修正プログラムだけでなく、ホットフィックスも含まれています。

  • 各環境にインストールされている MANIFEST ファイル (.manifest) および MUM ファイル (.mum) は、一覧に表示されていません。

Windows RT 8.1

File name

File version

File size

Date

Time

Platform

Reagent.dll

6.3.9600.16521

716,136

28-Jan-2014

14:47

Not applicable

サポートされているすべてのバージョンの Windows 8.1 (x86 ベース)

File name

File version

File size

Date

Time

Platform

Reagent.dll

6.3.9600.16521

769,536

28-Jan-2014

14:26

x86

サポートされているすべてのバージョンの Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 (x64 ベース)

File name

File version

File size

Date

Time

Platform

Reagent.dll

6.3.9600.16521

915,456

28-Jan-2014

08:18

x64

回避策

Windows 8.1 または Windows Server 2012 R2 にアップグレード済みである場合は、次のいずれかの回避策を使用してこの問題を回避してください。

システム イメージのバックアップを作成する際に、WinRE を一時的に無効にする注: バックアップ イメージ内の WinRE は無効になります。したがって、そのイメージからシステムを回復した場合は、後で WinRE を有効にする必要があります。

  1. [スタート] ボタンを右クリックし、[コマンド プロンプト (管理者)] をクリックして、管理者のコマンド プロンプト ウィンドウを開きます。

  2. 次のコマンドを実行して、WinRE を無効にします。

    reagentc /disable 
  3. システム イメージ バックアップ機能を実行します。

  4. 次のコマンドを実行して、WinRE を有効にします。

    reagentc /enable 

WinRE パーティションを手動で再作成する注: ディスクのレイアウトによっては、一部の手順が異なる場合があります。

  1. [スタート] ボタンを右クリックし、[コマンド プロンプト (管理者)] をクリックして、管理者のコマンド プロンプト ウィンドウを開きます。

  2. 次のコマンドを実行して、WinRE を無効にします。

    reagentc /disable 
  3. 次のコマンドを実行して、DiskPart を起動します。

    diskpart 
  4. コンピューター上の各ディスクの概要情報を取得するには、次のコマンドを実行し、ディスクを選択します。

    list diskSelect disk 0 
  5. "list partition" の出力の中から回復パーティションを探し、回復パーティションの現在のサイズをメモしておきます。回復パーティションが複数ある場合、[ディスクの管理] でドライブ C の次に表示されるパーティションを選択します。DISKPART> list partitionPartition ### Type Size Offset------------- ---------------- ------- -------Partition 1 回復 300 MB 1024 KB Partition 2 システム 100 MB 301 MB Partition 3 予約 128 MB 401 MB Partition 4 プライマリ 885 GB 529 MB

  6. パーティションを削除するには、次のコマンドを実行します。

    select partition 1delete partition override 
  7. [スタート] ボタンを右クリックし、[ディスクの管理] をクリックします。

  8. 未割り当てのパーティションの前にあるボリュームの容量を 100 MB 減らして、空きブロックのサイズが元の回復パーティションのサイズよりも 100 MB 大きくなるようにします。空きブロックの前にボリュームがない場合は、元の回復パーティションのサイズに 100 MB 上乗せした容量をいずれかのボリュームから削ります。たとえば、この例ではボリュームを 400 MB 削ります。ベーシック ボリュームを圧縮する方法については、Microsoft TechNet Web サイトの「

    Shrink a Basic Volume (ベーシック ボリュームの圧縮)」を参照してください。

  9. 未割り当てのパーティションを右クリックし、[新しいシンプル ボリューム] をクリックします。

  10. ウィザードの手順を既定の設定で進めて、新しいパーティションを作成します。

  11. このパーティションに WinRE イメージをコピーして WinRE を有効にするには、次のコマンドを実行します。

    mkdir  G:\Recovery\WindowsRE xcopy /h C:\Windows\System32\Recovery\Winre.wim G:\Recovery\WindowsREreagentc /setreimage /path G:\Recovery\WindowsRE /target C:\Windowsreagentc /enabledel /a  C:\Windows\System32\Recovery\Winre.wim 

    注: このコマンドでは、新しいパーティションがドライブ レター G に割り当てられると想定しています。

  12. DiskPart を使用し、ドライブ レターを削除してパーティションを回復パーティションとして指定するには、次のコマンドを実行します。

    • UEFI システムの場合:

      select disk 0select partition 1removeset id=de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6acgpt attributes=0x8000000000000001 
    • BIOS システムの場合:

      select disk 0select partition 1set id=27remove 
  13. DiskPart を終了します。

状況

マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。

詳細

ソフトウェア更新プログラムに関する用語の詳細を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。

824684 マイクロソフトのソフトウェアの更新で使用される一般的な用語の説明

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