セキュリティが設定されたワークグループ があるマルチユーザー環境では、クエリでこの宣言を使用して、クエリを実行するユーザーにクエリの所有者と同じアクセス許可を付与します。
構文
sqlstatement
WITH OWNERACCESS OPTION
解説
WITH OWNERACCESS OPTION 宣言は省略可能です。
次の例では、(ユーザーに給与テーブルを表示するアクセス権がない場合でも) ユーザーが給与情報を表示できるようにします。ただし、クエリの所有者にそのテーブルへのアクセス権がある必要があります。
SELECT LastName, FirstName, Salary
FROM Employees
ORDER BY LastName
WITH OWNERACCESS OPTION;
ユーザーがテーブルの作成またはテーブルへの追加ができない場合に、WITH OWNERACCESS OPTION を使用してユーザーが make-table または 追加クエリ を実行できるようにすることができます。
ワークグループ セキュリティの設定とユーザーのアクセス許可を適用する場合は、WITH OWNERACCESS OPTION 宣言を含めないでください。
このオプションでは、データベースに関連付けられている System.mdw ファイルへのアクセス権が必要です。 これはセキュリティが有効になっているマルチユーザー環境でのみ有用です。