ユーザーがアプリの機能をフル活用するために、アプリによってはファイル システムへのアクセスを必要とするものもあります。 アプリにファイル システムへのアクセスを許可すると、ユーザーがアクセスできるファイルとフォルダーに対するアクセス権が、そのアプリにも付与されます。 アプリはこのアクセス権を要求する必要があり、ユーザーは、その要求に対する許可または拒否を選択できます。
ファイル システムへのアクセスをアプリに許可すると、管理を必要とする個人のコンテンツにアプリからアクセスできるようになる可能性があります。 このためユーザーは、ファイル システムへのアクセスをどのアプリに許可するか選択することで、共有するファイルを制御できます。 アプリにアクセス許可を付与しても後で気が変わった場合は、そのアプリのファイル システムへのアクセスをオフにすることができます。 操作手順を次に示します。
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Windows 10で、[スタート] > [設定] > [プライバシー > ファイル システム] に移動します。
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Windows 11で、[スタート] > [設定] > [プライバシー] & [セキュリティ] >[ファイル システム] に移動します。
注:
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職場から割り当てられたデバイスを使っている場合や、個人用のデバイスに業務用アカウントを追加した場合は、ファイル システムへのアクセスが既に無効に設定されていることがあります。 この場合、ファイル システム設定ページの上部に "一部の設定は組織によって管理されています" というメッセージが表示されることがあります。
ファイル システムへのアクセスの設定
特定のアプリやサービスに対して、ファイル システムへのアクセスを許可またはブロックするには
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次のいずれかの操作を行います。
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Windows 10で、[ >設定の開始] > [プライバシー > ファイル システム] に移動し、[アプリによるファイル システムへのアクセスを許可する] がオンになっていることを確認します。
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Windows 11で、[スタート] > [設定] > [プライバシー & セキュリティ >ファイル システム] に移動し、[アプリがファイル システムにアクセスできるようにする] がオンになっていることを確認します。
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個々のアプリとサービスの設定をオンまたはオフにすることで、ファイル システムにアクセスできるアプリとサービスを選択します。
ほとんどのアプリに対してファイル システムへのアクセスを拒否するには
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次のいずれかの操作を行います。
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Windows 10で、[ >設定の開始] > [プライバシー > ファイル システム] に移動し、[アプリによるファイル システムへのアクセスを許可する] がオフになっていることを確認します。
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Windows 11で、[ >設定の開始] > [プライバシー & セキュリティ >ファイル システム] に移動し、[アプリがファイル システムにアクセスできるようにする] がオフになっていることを確認します。
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このユーザーのサインイン中には、このデバイスでアプリからファイル システムにアクセスすることができなくなります。 同じデバイスを他のユーザーと共有している場合、各自のアカウントでサインインすると、他のユーザーはファイル システムへのアクセスを有効にすることができます。
ファイル システムへのアクセスのプライバシー設定の例外
ファイル システムにアクセスできるアプリを選択できるアプリが一覧に表示されるわけではありません。 インターネットからダウンロードされたプログラムや、何らかの種類のメディア (CD、DVD、USB ストレージ デバイスなど) がインストールされている Windows プログラムは、その一覧に表示されず、アプリがファイル システムにアクセスできるようにする設定の影響を受けません。 このようなプログラムによるファイル システムへのアクセスを許可または拒否するには、プログラム自体の設定を確認します。