Excel で発生するクラッシュおよび応答が停止する問題をトラブルシューティングする方法

適用対象: Microsoft Office Excel 2007Excel 2010Excel 2013 詳細

現象


Microsoft Excel を開いたり使用したりすると、Excel はクラッシュ、ハング、フリーズ、または応答を停止します。 さらに、以下のいずれかのエラー メッセージが表示されることがあります。
Excel is not responding. (Excel は応答していません。)
Excel has stopped working. (Excel は動作を停止しました。)
問題が発生したため、プログラムが正しく動作しなくなりました。 プログラムは閉じられ、解決策がある場合は Windows から通知されます。

解決方法


問題を解決するには、以下の方法を記載されている順に試します。 1 つの方法で問題が解決されなかった場合は、次の方法に進んでください。

方法 1: Excel をセーフ モードで起動する

セーフ モードで起動すると、特定のスタートアップ プログラムの影響を受けることなく安全に Excel を使えます Excel をセーフ モードで開くには、プログラムの起動中に Ctrl キーを長押しするか、コマンド ラインからプログラムを開始する際に「/safe」 (excel.exe /safe) オプションを使用します。 セーフ モードで Excel を実行すると、代替的なスタートアップ ロケーション、変更されたツールバー、xlstart フォルダー、Excel アドインなどの機能や設定がバイパスされます (ただし、COM アドインは該当しません)。

Excel をセーフ モードで起動すると問題が解決した場合は、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料番号をクリックしてください。
280504 Excel 起動時の問題のトラブルシューティング方法

Excel をセーフ モードで起動しても問題が解決されない場合は、方法 2 に進んでください。

 

方法 2: COM アドインで可能性のある問題を調査する

多くの開発者は Excelでアドインを作成します。 このようなアドインには 2 つのタイプがあります。
  • .xla、.xlam、または .xll ファイルとして保存されている Excel アドイン
  • COM アドイン このようなアドインは、インストールして DLL およびレジストリ キーに追加する必要があります。 各種 Excel バージョンで作成された COM アドインは、新しいバージョンと互換性がないことが多いため、クラッシュすることがあります。 これはセーフ モードで無効にされません。

可能性のある原因を簡単に解決するには、このトラブルシュータ―を実行します。 

トラブルシュータ―によって問題が解決された場合でも、問題が再発する場合は、問題を引き起こすアドインを特定する必要があります。’ COM アドインを無効にするには、次の手順を実行します。

  1. [ファイル]、[オプション]、[アドイン] の順に選択します。
  2. ダイアログ ボックスの下部で、[管理] ドロップダウンの選択項目を [COM アドイン] に変更し、[設定] を選択します。
  3. 有効化されている COM アドインのチェックボックスをオフにして、[OK] を選択します。

COM アドインを無効にすると、問題が軽減された場合は、アドインを 1 つずつ有効化し、問題が発生するか確認します。この方法で問題が解決しない場合は、方法 3 に進みます。

 

方法 3: Excel ファイルの詳細とコンテンツを調査する

Excel ファイルはコンピューターに長期間にわたり存在できます。 このようなファイルは、バージョンが更新され、他のユーザーによって繰り返し使用されます。 多くの場合、ユーザーは Excel ファイルを継承しますが、ファイルに何が含まれているかは把握していません。 以下が含まれている場合、パフォーマンスやクラッシュの問題を引き起こすことがあります。

  • 列全体を参照する数式
  • 引数の不等な要素数を参照する配列数式
  • 数百、または数千におよぶ非表示のオブジェクト、または高さや幅が 0 のオブジェクト
  • ブック間の頻繁なコピーや貼り付け操作によって生じた余分なスタイル
  • 過剰な定義名、または無効な定義名

この手順を実行しても問題が解決されない場合は、方法 4 に進みます。

方法 4: サード パーティによって生成されたファイルかどうかを確認する

Excel ファイルは、サード パーティ アプリケーションによって生成されている場合があります。 この場合、ファイルが誤って生成されることがあり、ファイルを Excel で開く場合、一部の機能が正常に動作しない場合があります。 この問題が発生すると、サード パーティ アプリケーション以外の新しいファイルで機能をテストしてください。 機能が正常に動作する場合は、サード パーティによって問題が認識されていることを確認してください。

サード パーティ以外でテストを実施しても問題が解決されない場合は、方法 5 に進んでください。

方法 5: スタートアップのオプションを選択して、プログラム、プロセス、またはサービスが Excel に干渉していないかを判断する

通常のスタートアップ操作で Windows を起動すると、一部のアプリケーションとサービスが自動的に起動し、バックグラウンドで実行されます。 これらのアプリケーションおよびサービスは、お使いのコンピューター上の他のソフトウェアと干渉する可能性があります。 スタートアップのオプションを実行 (またはクリーン ブートを実行) すると、干渉しているアプリケーションの問題の特定に役立つことがあります。 スタートアップのオプションを実行するには、使用中の Windows のバージョンに応じた以下のいずれかのリンクをクリックし、その資料の手順に従います。

スタートアップのオプションは、Excel に干渉している問題のプロセス、サービス、またはアプリケーションを特定するのに使用されます。

プロファイルを再作成しても問題が解決されない場合は、方法 6 に進んでください。

方法 6: ウィルス対策ソフトウェアが最新の状態であるか、Excel に干渉していないかを確認する

ウィルス対策ソフトウェアは Excel に干渉することがあり、パフォーマンス問題の原因となります。 AV ソフトウェアを頻繁にアップデートすると、問題を軽減できます。

ウィルス対策ソフトウェアが最新の状態かどうかを確認する方法

新しく作成されたウイルスに対応するために、ウイルス対策ソフトウェアの製造元では、インターネットからダウンロードできる更新プログラムを定期的に提供しています。 ウィルス対策ソフトウェアの製造元の Web サイトにアクセスして、最新の更新プログラムをダウンロードします。 ウィルス対策ソフトウェア ベンダーの一覧については、以下の Microsoft Web サイトを確認してください。

コンシューマー向けセキュリティ ソフトウェア プロバイダー

ウィルス対策ソフトウェアが Excel に干渉しているかどうかを確認する方法

ウィルス対策ソフトウェアに Excel との統合が含まれている婆胃、パフォーマンスに関する問題が発生する可能性があります。 この場合、Excel で例外を作成して、Excel とウィルス対策ソフトウェアとのすべての統合を無効にすることができます。

重要: ウィルス対策設定を変更すると、コンピューターがウィルス、詐欺、悪意のある攻撃に対して脆弱になる場合があります。 ウィルス対策設定を変更することはお勧めしません。 この回避策は、自己の責任において使用してください。 Excel でのスキャンを除外するようにソフトウェアを設定する方法を確認するには、ウィルス対策ソフトウェアの製造元に問い合わせる必要があります。

ウィルス対策ソフトウェアを更新して Excel との統合を除外しても問題が解決しない場合、方法 7 の高度なトラブルシューティングに進みます。

方法 7: 最新の更新プログラムを確認またはインストールする

推奨される更新プログラムを自動的にダウンロードしてインストールするように Windows Update を設定しなければならない可能性があります。 重要な更新プログラムや推奨される更新プログラム、オプションの更新プログラムをインストールすると、古くなったファイルが置き換わり、脆弱性が修正されて、問題が解決することがよくあります。 Office の最新の更新プログラムをインストールするには、使用中の Windows のバージョンに応じたリンクをクリックし、その資料の手順に従います。

オペレーティング システムのアップデート

Office 更新プログラム

Office の最新の更新プログラムの詳細については、「Office 更新プログラム」を参照してください。

Windows と Office の最新の更新プログラムをインストールしても問題が解決されない場合は、「詳細情報」セクションの高度なトラブルシューティングに進みます。

詳細情報


高度なトラブルシューティング

上記の方法でも問題が解決されない場合は、ファイルまたは環境的な問題の可能性があります。 以下のセクションでは、Excel でハングまたはクラッシュを引き起こす可能性のある、その他の問題をトラブルシューティングする方法について説明します。

環境的な要素

クラッシュのトラブルシューティングをする場合、環境的な要素は、ファイル コンテンツおよびアドインと同じくらい重要です。 以下の操作を実行すると、問題の原因の判別に役立てることができます。
  • 次のトラブルシューティング手順に従います。
  • できるだけクリーンな環境でファイルをテストします。
以下のセクションでは、調査をするべき範囲について説明しています。

ファイルが保存されている場所
ファイルをローカルに移動すると、ファイルに問題があるのか、またはファイルを保存した場所に問題があるのかを判別するのに役立ちます。 複数の問題は、Excel ファイルをネットワーク上または Web サーバーに保存した場合に発生することがあります。 ファイルをローカルに保存することをお勧めします。 次のような状況で実行が可能です。

• マイドキュメント フォルダーからサーバー ロケーションへのリダイレクト

• オフライン ファイル

• Web フォルダーまたは SharePoint からのファイルの表示

• リモート デスクトップ /Citrix

• ネットワーク アプリケーション

• 仮想化環境 仮想化環境で実行しているマイクロソフト ソフトウェアに関する詳細情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
897615 マイクロソフト以外のハードウェア仮想化ソフトウェアでマイクロソフトのソフトウェアを実行する場合のサポート ポリシー
メモリ
Excel ファイルは、多くのフォーマットや図形を追加すると、サイズが非常に大きくなります。 アプリケーションを実行するには、お使いのシステムの RAM が十分であることを確認してください。 Microsoft Office スイートのシステム要件については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

Office 2010 では、この大容量を利用するために、ネイティブのオフィス製品 (64 ビット版バージョン) を導入しました。 たとえば、この追加容量は、Excel スプレッドシートで 2 GB よりも大きい連想メモリにアクセスする必要のある Microsoft Excel ユーザーのみが必要です。 Excel と 64 ビット版の Office に関する詳細情報については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

プリンターおよびビデオ ドライバー
Excel が起動すると、Excel ワークブックを表示する既定のプリンターおよびビデオ ドライバーを調査します。 Excel は頻繁にプリンターを使用するプログラムです。 このため、Excel ファイルがページ区切りプレビュー表意jで保存されると、実行速度が遅くなります。 Microsoft XPS Document Writer のプリンター ドライバーまたは VGA ビデオ ドライバーは、特定のプリンターまたはビデオ ドライバーの問題かどうかを判別します。

上記の解決方法を実行しても Excel のハングまたはクラッシュ問題が解決されない場合は、トラブルシューティングについて、Microsoft サポートに問い合わせてください。