Windows 10 の HDR と WCG の色設定

適用対象: Windows 10

Windows 10 の Windows HD Color を使用すると、テレビまたは PC のハイ ダイナミック レンジ (HDR) ディスプレイを最大限に活用できます。HDR と WCG (Wide Color Gamut: 広色域) をサポートする Windows 10 PC に HDR10 対応のテレビまたはディスプレイを接続すると、SDR (Standard Dynamic Range: 標準ダイナミック レンジ) より画像の表示がさらに明るく鮮やかで高精細になります。

Microsoft Store でも、提供されている HDR アプリやゲームの数が増えています。HDR ゲームを見つけるには、Microsoft Store オンラインをご利用ください。オンライン プロバイダーから提供されている HDR の映画やビデオを視聴するには、いくつかの設定を変更してセットアップする必要があります。HDR ゲームや HDR アプリを使用するには、PC とディスプレイで一定のハードウェア要件が満たされている必要があります。詳しくは、「Windows 10 における HDR ビデオのディスプレイ要件」をご覧ください。

PC とディスプレイで HDR がサポートされている場合は、HDR を有効にします。

  1. [スタート]  ボタンを選択し、[設定] [システム] [ディスプレイ]  の順に選択します。
  2. PC に複数のディスプレイが接続されている場合は、[ディスプレイの選択と整理] で HDR 対応ディスプレイを選択します。
  3. [Windows HD Color 設定] を選択します。
  4. [ディスプレイの機能] で、[HDR のゲームとアプリを使用する] の横に [はい] と表示されていることを確認します。
  5. [HDR のゲームとアプリを使用する] をオンにします。

    [HDR のゲームとアプリを使用する] 設定

HDR 対応ディスプレイの電源オプション

HDR 対応の内蔵ディスプレイを搭載したノート PC をお持ちの場合、そのようなディスプレイは HDR 非対応のディスプレイよりも多くの電力を消費するため、電源に関する HDR 用の追加設定があります。ノート PC がバッテリー電源で動作している場合、HDR コンテンツを再生するとバッテリー残量が少なくなる可能性があります。このため、バッテリー電源での動作中は既定で HDR がオフになります。ただし、必要に応じて既定の電源設定を変更できます。

電源に接続されていて HDR がオンになっているノート PC を電源から切断すると、バッテリー電源を節約するために HDR がオフになります。ノート PC をもう一度電源に接続すると、HDR は自動的にオンに戻ります。

バッテリー電源での動作中に内蔵 HDR ディスプレイで HDR コンテンツを再生するには

  1. [スタート]  ボタンを選択し、[設定] [システム] [ディスプレイ]  の順に選択します。
  2. ノート PC に外部ディスプレイが接続されている場合は、[ディスプレイの選択と整理] でノート PC のディスプレイ (ディスプレイ 1) を選択します。
  3. [Windows HD Color 設定] を選択します。
  4. [バッテリーのオプション] で、[バッテリ使用時は HDR のゲームとアプリを許可しない] チェック ボックスをオフにします。
    これにより、ノート PC が電源に接続されているときに既に HDR がオンになっていれば、電源が切断されてバッテリー電源に切り替わっても、HDR はオンのままになります。
     

一般的な問題を修正する

今日提供されている多くの HDR ディスプレイは、映画やビデオを HDR モードで視聴することを主な目的として設計されています。このため、Windows 10 で HDR ディスプレイを使用する場合に最適な結果を得るには、いくつかの操作が必要になります。新しい HDR ディスプレイを購入する場合は、VESA 認定 DisplayHDR を探すことをお勧めします。これらのディスプレイは、HDR ゲームや HDR アプリの使用など、PC での HDR 利用に関する多様な操作を想定して設計およびテストされています。

PC にある HDR コンテンツの表示に問題がある場合は、次の解決方法をお試しください。

問題 対処方法
ディスプレイまたはテレビに HDR が表示されない
  • ディスプレイまたはテレビで HDR が有効になっていることを確認します。HDR テレビまたはディスプレイでスクリーン メニューを表示する方法は、メーカーおよびモデルによって異なります。お使いのディスプレイまたはテレビのドキュメントについては、製造元の Web サイトをご覧ください。
  • [設定] [システム] [ディスプレイ] [Windows HD Color 設定] の順に移動し、[HDR のゲームとアプリを使用する] がオンになっていることを確認します。
  • お使いの Windows 10 PC のハードウェアが HDR を表示するための要件を満たしているかどうか、ディスプレイで HDR10 がサポートされているかどうかを確認します。方法は次のとおりです。
    1. Windows ロゴ キー  + R を押し、「dxdiag」と入力して、[OK] を選びます。
    2. 確認メッセージに対して [はい] を選びます。
    3. [システム] タブの [DirectX 診断ツール] で、[システム情報] を確認します。
    4. 情報をファイルに保存するには、[情報をすべて保存] を選び、テキスト ファイルに名前を付けて保存します。
    5. テキスト ファイルを開き、[Advanced Color] (詳細な色) の値を調べます。この値は、ディスプレイの HDR 構成およびその状態に関する情報を示します。以下の値を探してください。
      • AdvancedColorSupported。この値は、インストールされているディスプレイ ドライバーとディスプレイで HDR10 がサポートされていることを示します。
      • AvancedColorEnabled。この値は、ディスプレイで現在、HDR が有効になっていることを示します。
    6. [Monitor Capabilities] (モニターの機能) の値を確認します。この値は、ディスプレイの機能に関する詳細な情報を示します。
      • この値が [HDR Supported] (HDR がサポートされています) であれば、お使いのディスプレイで HDR10 がサポートされています。かっこ内に他の値が追加表示される場合もあります。
        • BT2020RGB または BT2020YCC。HDR10 対応のディスプレイとして見なされるには、これらのうちいずれかの色空間が表示される必要があります。
        • Eotf2084Supported。HDR 対応のディスプレイとして見なされるには、この値が表示される必要があります。
      • この値が [HDR Not Supported] (HDR がサポートされていません) であれば、ディスプレイで 1 つ以上の HDR10 の要件が満たされていないことを示します。
標準ダイナミック レンジ (SDR) のコンテンツとアプリが、HDR 対応ディスプレイで明るすぎる、または暗すぎる

場合によっては、HDR 対応ディスプレイの SDR および HDR コンテンツの相対的な輝度を調整する必要があります。これは、ディスプレイによる HDR 信号と SDR 信号の解釈が異なるためであり、結果はメーカーおよびモデルによって異なります。

  1. [スタート]  ボタンを選択し、[設定]  > [システム]  > [ディスプレイ]  の順に選択します。
  2. PC に複数のディスプレイが接続されている場合は、[ディスプレイの選択と整理] で HDR 対応ディスプレイを選択し、調整している HDR ディスプレイに [設定] アプリ ウィンドウを移動します。
  3. [ディスプレイ] 設定画面で、[Windows HD Color 設定] を選択します。
  4. [SDR コンテンツの表示] で、HDR コンテンツと SDR コンテンツ間の明るさが適切なレベルになるまでスライダーをドラッグします。

注意:

  • HDR ディスプレイの [SDR コンテンツの表示] 設定を変更した場合、SDR コンテンツへの影響は、外部 HDR 対応ディスプレイを使用しているか、内蔵 HDR 対応ディスプレイを使用しているかによって異なります。
    • 外部 HDR ディスプレイでは、この設定により、HDR コンテンツを基準とした SDR コンテンツの輝度が変更されます。
    • 内蔵 HDR ディスプレイでは、SDR コンテンツの輝度は、個別の輝度設定によって制御するか、または自動的に制御される場合があります (詳しくは、Windows 10 で画面の輝度を変更する方法に関するページをご覧ください)。SDR コンテンツの輝度は既に設定されているため、[SDR コンテンツの表示] の設定により、SDR コンテンツの輝度を基準とした HDR コンテンツの輝度が変更されます。
  • HDR 対応のノート PC などの内蔵 HDR ディスプレイでは、輝度の設定はアプリが使用できるダイナミック レンジに影響します。[SDR コンテンツの表示] が高く設定されていると、HDR コンテンツの効果的なダイナミック レンジは低くなります。そのためHDR コンテンツの画質を最高にするには、低い設定をお勧めします。
色が正しく表示されない (たとえば、白の背景に黒いテキストを表示するときに、縦線の周囲で色が干渉する)
  • 最新の WDDM 2.4 ドライバーをインストール済みであることを確認します。最新のドライバーを入手するには、[設定][Windows Update] に移動し、PC の製造元の Web サイトを確認してください。
  • HDMI 接続を使用しており、ディスプレイで DisplayPort 接続の HDR がサポートされている場合は、PC とディスプレイの接続に DisplayPort 接続をお使いください。
  • HDMI 以外の選択肢がない場合は、HDMI を使い、次のいずれかの操作を行います。

    フレーム レートを下げる

    1. [設定] [システム] [ディスプレイ] [ディスプレイの詳細設定] の順に選択し、[アダプターのプロパティの表示] を選択します。
    2. ディスプレイの [プロパティ] ボックスで、[モニター] タブを選択し、[画面のリフレッシュ レート] の値として [30 ヘルツ] を選んで、[OK] を選択します。

    - または -

    解像度を下げる

    1. [設定] [システム] [ディスプレイ] [ディスプレイの詳細設定] の順に選択し、[アダプターのプロパティの表示] を選択します。
    2. [アダプター] タブで、[モードの一覧] を選びます。
    3. [すべてのモード一覧] で、"1920 x 1080, 60 ヘルツ" が含まれる設定を選択し、[OK] を選択します。
[ディスプレイの機能][HDR のゲームとアプリを使用する] の横に "はい" と表示されていても[HDR のゲームとアプリを使用する] のスイッチをオンまたはオフにすることができない

HDR 対応のノート PC の既定の電源設定では、バッテリー電源での実行時に HDR がオフになります。HDR をオンにするには、次のいずれかの操作を行います。

  • ノート PC をコンセントに接続します (推奨)。
  • [スタート]  ボタンを選択し、[設定] [システム] [ディスプレイ][Windows HD Color 設定] の順に選択します。[バッテリーのオプション] で、[バッテリ使用時は HDR のゲームとアプリを許可しない] チェック ボックスをオフにします
    バッテリー電源での動作中に HDR をオンにすると、バッテリー残量が少なくなります。