計算フィールドに独自の数式を記述する代わりに、[ 値の表示] を使用して、さまざまな方法で値をすばやく表示できます。 また、 親合計の % や合計の 実行率など、いくつかの新しい計算オプションも用意されています。
ヒント: この機能を使用すると、値フィールドでさまざまな計算を試すことができます。 ただし、ピボットテーブルに同じ値フィールドを複数回追加できるため、この機能を使用して、実際の値とその他の計算 (実行合計計算など) を並べて表示することもできます。
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特定のフィールドの実際の値に加えて異なる計算を表示できるように、ピボットテーブルに同じ値フィールドを 2 つ以上追加するには、次の操作を行います。
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フィールド リストで、追加する値フィールドを、その値フィールドが既に含まれている [値] 領域にドラッグし、そのフィールドのすぐ下に配置します。
注: 値フィールドがピボットテーブルに追加され、そのフィールド名にバージョン番号が追加されます。 必要に応じてフィールド名を編集できます。
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[値を名前を 付けて表示] を使用して計算するすべての値フィールドを表示するまで、手順 1 を繰り返します。
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ピボットテーブルで、値フィールドを右クリックし、[ 値を名前を付けて表示] をクリックします。
注: Excel for Macでは、[値を表示] メニューに Excel for Windows と同じオプションがすべて一覧表示されるわけではありませんが、使用可能です。 目的の選択肢が表示されない場合は、メニューの [その他のオプション] を選択します。
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使用する計算オプションをクリックします。
次の計算オプションを使用できます。
計算オプション |
計算結果 |
---|---|
計算しない |
フィールドに入力された値が表示されます。 |
総計に対する比率 |
レポート内のすべての値またはデータ ポイントの総計に対する割合で値を表示します。 |
列集計に対する比率 |
各列または系列のすべての値を、列または系列の合計に対する割合で表示します。 |
行集計に対する比率 |
行または項目ごとの値が、行または項目の集計の比率として表示されます。 |
基準値に対する比率 |
値を、[基準フィールド] の [基準アイテム] の値に対する比率で表示します。 |
親行集計に対する比率 |
値は次のように計算されます。 (アイテムの値) / (行の親アイテムの値) |
親列集計に対する比率 |
値は次のように計算されます。 (アイテムの値) / (列の親アイテムの値) |
親集計に対する比率 |
値は次のように計算されます。 (アイテムの値) / (選択された [基準フィールド] の親アイテムの値) |
基準値との差分 |
値を、[基準フィールド] の [基準アイテム] の値との差分として表示します。 |
基準値に対する比率の差 |
値を、[基準フィールド] の [基準アイテム] の値に対する比率の差として表示します。 |
累計 |
[基準フィールド] 内の連続するアイテムの値が、類型として表示されます。 |
比率の累計 |
実行中の合計として表示される [基準] フィールド 内の連続する項目のパーセンテージとして値を計算します。 |
昇順での順位 |
選択した値のランクを特定のフィールドに表示し、フィールド内の最も小さい項目を 1 として一覧表示し、ランク値が大きい値をそれぞれ表示します。 |
降順での順位 |
選択した値のランクを特定のフィールドに表示し、フィールド内で最も大きい項目を 1 として一覧表示し、ランク値が大きい小さい各値を表示します。 |
インデックス |
値は次のように計算されます。 ((セルの値) x (総計)) / ((行の総計) x (列の総計)) |
計算が基になっている値を並べて表示するには (たとえば、小計の横に総計の % を表示するには)、最初に値フィールドを複数回追加して複製する必要があります。 フィールドリストで、複製するフィールドを [値] 領域にドラッグし、同じフィールドのすぐ下に配置します。
上に示した例では、3 つの値フィールドが 2 回目に [値] 領域に追加されました。名前に "_2" が追加されています。 次に、ピボットテーブル レポートに [合計 1/1/14] フィールドが 2 回表示されるため、各都市とその親 (東部または西部のリージョン) の値を確認できます。 また、各リージョン (行 6 と 9) の総計の割合も表示されます。
補足説明
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