現象
Export-Excel によって作成された .xlsx 添付ファイルが、添付ファイル フィルター エージェントが Microsoft Exchange Server 2019 または Exchange Server 2016 で有効になっているエッジ トランスポート サーバーを介して送信されると、添付ファイルは無効な zip ファイルとして処理されます。
原因
添付ファイルのデータ記述子レコードを解析すると、添付ファイルは悪い zip ファイルとして扱われる。 現在、データ記述子レコードを解析する場合、ローカル ファイル ヘッダー (LFH) の圧縮サイズが 0 の場合にのみ、署名 (0x08074b50) がチェックされます。 ただし、Export-Excel を通じて生成された .xlsx 添付ファイルの場合、圧縮サイズは LFH に存在し、それでも署名付きデータ記述子レコードを持っています。 この場合、解析は失敗し、添付ファイルは悪い zip ファイルとして扱います。
解決方法
この問題を解決するには、次のいずれかの更新プログラムをインストールします。
Exchange Server 2019 の場合は、Exchange Server 2019の累積的な更新プログラム 9 以降の Exchange Server 2019 をインストールします。
Exchange Server 2016 の場合は、Exchange Server 2016の累積的な更新プログラム 20 以降の Exchange Server 2016 の累積的な更新プログラムをインストールします。
関連情報
Microsoft がソフトウェア 更新プログラム について説明するために使用する用語について説明します。