簡潔で親しみやすく: Copilot に使用するドキュメントの長さについてのガイド

Copilot プロンプトを記述するときに、情報またはサンプル (Copilot が使用するソース) を Copilot に提供できます。  たとえば、Word の Copilot に、「このドキュメントで説明されている製品機能に基づいてマーケティング計画の概要を記述してください」と依頼することができます。ただし、Copilot から最適な出力を得るには、Copilot に提供するコンテンツの長さを考慮することが重要です。Copilot が一度に読み取ることができるドキュメントのサイズには制限があるためです。

プロンプトを Copilot に入力すると、2,000 文字の制限があることがわかるでしょう。 一方、参照する際はファイル サイズの制限に関するリマインダーが表示されないため、Copilot ではどのようなサイズのドキュメントでも参照できるように思えます。

ただし、背後では、Copilot で参照できるドキュメントのサイズには制限があります。 Copilot に与えるタスクの種類に応じて、Copilot が文書の先頭 (上限まで) のみに焦点を当てて、それ以外のタスクを無視する場合があります。 たとえば、長いドキュメント内の特定のトピックについて質問する場合、通常、ドキュメントの長さは、大規模言語モデル (LLM) のコンテンツに対する理由付けに基づいて結果を取得する機能に影響することはありません。 ただし、長いドキュメントの概要を求める場合、情報の出力にドキュメント コンテキスト全体が必要になります。 後者の場合、長さの制限が作用し、出力に影響を与えます。

Copilot が回答を提供するためにドキュメント コンテキスト全体が必要なシナリオの場合は、Copilot に使用するドキュメントの長さに関して役立つ目安がいくつかあります: 

• 20 ページ未満: 参照するドキュメントの長さを 20 ページ未満にします。 これは Copilot が十分に扱うことができる長さです。

• 約 15,000 語以下: 単語数を確認する習慣がある場合は、15,000 語以下にすることを目指します。 これは Copilot が効果的に機能するために丁度良いサイズです。

Copilot に提供するドキュメントをこれらのサイズ制限以下に抑えると、Copilot がドキュメントを正確かつ効果的に読み取り、応答するのに役立ちます。 ドキュメントがこれらの制限より長い場合でも、Copilot は引き続き役立つ可能性がありますが、Copilot はドキュメントの最初の部分にのみ注目します。 これは、本の最初の数章だけを読んで、残りの部分を推測しようとするようなものです (この場合、Copilot は最終的にこれを行うことになります)。