概要
このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Office の脆弱性を解決します。この脆弱性により、ユーザーが特別な細工のある Office ファイルを開くと、リモートでコードが実行される可能性があります。これらの脆弱性の詳細については、セキュリティ情報 MS15-099 を参照してください。Microsoft Office 2016 for Mac には、Mac 用に設計された純正の Office であるバージョンの Word、Excel、PowerPoint、OneNote、および Outlook が含まれます。2015 年 9 月 15 日の更新プログラムは、Office 2016 for Mac スイート (Word、Excel、PowerPoint、OneNote、および Outlook) の問題を修正します。 注: この更新プログラムをインストールするには、OS X Yosemite 10.10 またはそれ以降のバージョンが搭載されている必要があり、また有効な Microsoft Office 365 サブスクリプションが必要です。Office 365 サブスクリプションのオプションの詳細を参照してください。Office 2011 for Mac が既にインストールされている場合は、Office 2011 と Office 2016 を併用して実行することができます。 影響を受ける Microsoft Office ソフトウェアのすべてのバージョンの一覧については、次をご覧ください。KB3089664.
機能強化および修正
この更新プログラムは以下の機能強化を提供します。
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Outlook
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この更新プログラムは、Outlook for Mac アーカイブ ファイル (.olm ファイル形式) へのデータのエクスポートのサポートを追加します。データは .olm ファイルににエクスポートされます。そこで、Outlook for Mac 外でアーカイブされ、.olm へのインポート機能で Outlook for Mac に再インポートされることができます。
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ソフトウェアの更新には以下が含まれます。
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出席依頼が世界協定時刻で 1 時間遅れで表示される問題の修正
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添付ファイルのサポートの向上
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アラームのサポートの向上
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会議の出席依頼が画面の最大幅で表示される
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ページを有効に活用することにより、月表示での予定表がページ全体で印刷される
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Word
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ソフトウェアの更新には以下が含まれます。
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選択を変更したときにステータス バーの文字カウントが正しく更新される
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スクロールの向上
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文書が保存されるときに表示倍率も保存される
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カスタマイズされたキーボードが既定のキーボードのショートカットより優先される
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Excel
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ソフトウェアの更新
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PowerPoint
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"閲覧の再開" の使用後に、プレゼンテーションを最後に編集した箇所にすばやく移動することができる
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ソフトウェアの更新
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更新プログラムを入手してインストールする方法
方法 1: Microsoft AutoUpdate for Mac
この更新プログラムは、Microsoft AutoUpdate を介して利用可能です。AutoUpdate は Office と共に提供されます。AutoUpdate は、Microsoft ソフトウェアを自動的に最新の状態に維持します。AutoUpdate を使用するには、Microsoft Office プログラムを起動し、[ヘルプ] メニューの [アップデートを確認] をクリックします。
方法 2: Microsoft ダウンロード センター
この更新プログラムは、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードしてインストールすることができます。
詳細
セキュリティ更新プログラムの展開に関する情報
この更新ログラムに関する展開情報については、次をご覧ください。サポート技術情報 KB3089664.
IT プロフェッショナルのためのセキュリティ ソリューション:TechNet セキュリティに関するトラブルシューティングとサポート 国ごとのローカル サポート: インターナショナル サポート