Applies ToAccess for Microsoft 365 Access 2024 Access 2021 Access 2019 Access 2016

適用対象

Form オブジェクト

[RecordsetType/レコード セット] プロパティを使用すると、フォームで使用できるレコードセットの種類を指定できます。 読み取り/書き込み。

expression.RecordsetType

expression 必ず指定します。 [適用先] リスト内のいずれかのオブジェクトを返す式。

解説

[RecordsetType/レコード セット] プロパティは、Microsoft Access データベース (.mdb または .accdb) の次の設定を使用します。

設定

Visual Basic

説明

Dynaset/ダイナセット

0

(既定値) 1 つのテーブルまたは一対一リレーションシップが指定されたテーブルに基づいて連結コントロールを編集できます。 一対多リレーションシップが指定されたテーブルのフィールドに連結されているコントロールの場合は、テーブル間で連鎖更新が有効に設定されていない限り、"一" 側の結合フィールドからデータを編集することはできません。

Dynaset (Inconsistent Updates)/ダイナセット (矛盾を許す)

1

フィールドに連結されたすべてのテーブルとコントロールを編集できます。

Snapshot/スナップショット

2

フィールドに連結されたテーブルまたはコントロールは編集できません。

注: フォームがフォーム ビューやデータシート ビューのときに、連結コントロール内のデータを編集したくない場合は、[RecordsetTypeRecordsetType/レコード セット] プロパティを [スナップショット] に設定できます。

[RecordsetTypeRecordsetType/レコード セット] プロパティでは、Microsoft Access プロジェクト (.adp) の次の設定が使用されます。

設定

Visual Basic

説明

Snapshot/スナップショット

3

フィールドに連結されたテーブルまたはコントロールは編集できません。

Updatable Snapshot/更新可能なスナップショット

4

(既定値) フィールドに連結されたすべてのテーブルとコントロールを編集できます。

注: このプロパティを設定するには、フォームのプロパティ シート、マクロ、Visual Basic for Applications (VBA) コードを使用します。

注: 開いているフォームまたはレポートの [RecordsetType/レコード セット] プロパティを変更すると、レコードセットが自動的に再作成されます。

基となっている複数のテーブルに基づくフォームを、フォーム上のコントロールにフィールドを連結して作成することができます。 [RecordsetType/レコード セット] プロパティの設定によって、これらのどの連結コントロールを編集するか制限できます。

また、[RecordsetType/レコード セット] によって提供されるコントロールを編集するほかに、フォームの各コントロールには、コントロールとその基になっているデータを編集できるかどうかを設定して指定する [Locked/編集ロック] プロパティがあります。 [Locked/編集ロック] プロパティが [はい] に設定されている場合、データは編集できます。

使用例

次の例では、ユーザー ID が ADMIN である場合にのみレコードを更新できます。 このコード サンプルは、パブリック変数 gstrUserID 値が ADMIN でない場合、[RecordsetType/レコード セット] プロパティを [スナップショット] に設定します。

Sub Form_Open(Cancel As Integer)    Const conSnapshot = 2    If gstrUserID <> "ADMIN" Then        Forms!Employees.RecordsetType = conSnapshot    End IfEnd Sub

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