Access デスクトップ データベースの ”SetWarnings/メッセージの設定” マクロ アクションを使うと、システム メッセージを有効または無効にすることができます。
注: このアクションは、データベースが信頼されていない場合は許可されません。
設定
”SetWarnings/メッセージの設定” マクロ アクションには次の引数があります。
アクションの引数 |
説明 |
Warnings On/メッセージの表示 |
システム メッセージを表示するかどうかを指定します。 マクロ デザイン ウィンドウの [アクションの引数] セクションの [メッセージの表示] ボックスで、[はい] (システム メッセージを有効にします) または [いいえ] (システム メッセージを無効にします) をクリックします。 既定値は [いいえ] です。 |
解説
このアクションを使うと、モーダル警告およびメッセージ ボックスによってマクロが停止するのを防ぐことができます。 ただし、エラー メッセージは常に表示されます。 また、Access では、ボタンを選択する ([OK]、[キャンセル]、[はい]、[いいえ] など) だけではなく入力を必要とするすべてのダイアログ ボックスが表示されます (例: ユーザーがテキストを入力したり、複数のオプションから 1 つを選択する必要があるダイアログ ボックス)。
”Warnings On/メッセージの表示” 引数を [いいえ] に設定してこのアクションを実行すると、警告またはメッセージ ボックスが表示されたときに常に Enter キーを押すのと同じ結果になります。 通常は、警告またはメッセージへの応答として [OK] または [はい] ボタンが選ばれています。
マクロが終了すると、Access はシステム メッセージの表示を自動的に有効に戻します。
多くの場合、このアクションは、終了するまでマクロの結果を非表示にする ”Echo/エコー” マクロ アクションと共に使います。 ”SetWarnings/メッセージの設定” マクロ アクションを使って、警告とメッセージ ボックスを非表示にすることもできます。
”SetWarnings/メッセージの設定” マクロ アクションを使うとマクロとの相互作用が簡単になりますが、システム メッセージを無効にするときは注意する必要があります。 状況によっては、特定の警告メッセージが表示されたときは、マクロの続行を中止することが必要になる場合があります。 すべてのマクロ アクションの結果を確実に把握している場合以外は、このアクションを使わないでください。
Visual Basic for Applications (VBA) モジュールで ”SetWarnings/メッセージの設定” アクションを実行するには、DoCmd オブジェクトの ”SetWarnings/メッセージの設定” メソッドを使います。