Windows N 用 Media Feature Pack

要約

この更新プログラムは、Windows 10/11 N のメディア機能のサポートを提供します。これには、メディア関連テクノロジ (Windows Media Player) や、Groove ミュージック、映画 & テレビ、ボイスレコーダー、Skype などの特定のプレインストールされたメディアアプリが含まれます。このコミュニケーション機能の使用、オーディオ CD、メディアファイル、ビデオ DVD の再生または作成、音楽のストリーム配信、写真の撮影と保存を行うには、Microsoft の他のソフトウェアをインストールする必要があります。

更新プログラムを入手する方法

Windows 10/11 Nバージョン用 Media Feature Pack は、オプション機能としてダウンロードできます。 Media Feature Packをインストールする方法は次のとおりです:

Windows 10 N の場合: [スタート] ボタンを選択し、次に [設定] > [アプリ] > [アプリと機能] > [オプション機能] > [機能の追加] の順に選択します。使用可能なオプション機能の一覧で Media Feature Pack を見つけます。
Windows 11 N の場合: [スタート] ボタンを選択し、次に [設定] > [アプリ] > [オプション機能] の順に選択します。 [オプション機能を追加] の横にある [機能の表示] を選択し、使用可能なオプション機能の一覧で [Media Feature Pack] を選択します。

注: コンピュータの再起動を求めるプロンプトは表示されませんが、Media Feature Pack のインストールを正常に完了するには再起動する必要があります。

追加手順

Media Feature Pack をインストールしたら、追加の機能を回復するために Microsoft Store からインストールできる追加のアプリがあります。そのようなアプリには次のものが含まれます (ただし、これらに限定されません)。

更新情報

前提条件

この更新プログラムをインストールするには、コンピュータに Windows 10 N または Windows 11 N がインストールされている必要があります。

レジストリ情報

この更新プログラムを適用するために、レジストリを変更する必要はありません。

再起動の必要性

この更新プログラムの適用後に、コンピューターを再起動する必要があります。

更新プログラムの置き換えに関する情報

この更新プログラムを適用しても、以前にリリースされた更新プログラムが置き換えられることはありません。

Windows 10/11 N の詳細

除外される機能

Windows 10/11 N には、Windows Media Player および関連テクノロジを除いて、他の Windows 10/11 エディションと同じ機能が含まれています。ユーザーは、N バージョンの Windows 10/11 用 Media Feature Pack をインストールすることで、これらのテクノロジの機能を復元することができます。除外されるテクノロジには、以下の機能が含まれます (ただしこれらに限定されません)。

Windows Media Player アプリ: メディアファイルやオーディオ CD の再生、ライブラリ内のメディアの管理、再生リストの作成、メディア用のメタデータ (アルバムアートを含む) の提供、オーディオ CD の作成、ポータブルミュージックプレーヤーへの音楽の転送、Web サイトからのストリーミングコンテンツの再生などの Windows Media Player の機能を有効にします。
Windows Media Player ランタイム: Web ページまたはアプリからのマルチメディアの再生を操作するためのメソッドおよびプロパティを公開します。
Windows Media 形式: Advanced Systems Format (ASF) ファイルコンテナー、Windows Media オーディオおよびビデオコーデック、基本的なネットワークストリーミング機能、デジタル著作権管理 (DRM) をサポートします。
Windows Media DRM: コンピューター、ポータブルデバイス、ネットワークデバイスで再生するための保護されたコンテンツの安全な配信を有効にします。
メディア共有とデバイスキャスト: ネットワークに接続されたコンピューター上の音楽、画像、ビデオを同じネットワーク上の他のコンピューターやデバイスと共有できるようにします。さらに、コンピューターがこれらの種類のファイルをネットワーク上で見つけることができるようにします。
メディアファンデーション: コンテンツ保護のサポート、オーディオとビデオの品質、DRM のための相互運用性を提供します。
Windows ポータブルデバイス (WPD) インフラストラクチャ: メディア転送プロトコルをサポートするデバイスを含む、接続されたメディアおよび記憶装置と通信します。
MPEG、WMA、AAC、FLAC、ALAC、AMR、Dolby Digital オーディオコーデック: MP3、WMA、MPEG-2 オーディオ、AAC オーディオ、AUDIO、FLAC および ALAC オーディオ、AC-3 オーディオなどのデジタルオーディオコンテンツの再生を有効にします。
VC-1、MPEG-4、H.264、H.265、H.263 コーデック: まとめて "標準ベースのコーデックコンポーネント" と呼ばれます。 Windows Media Player などの Windows 10 プログラムが、標準ベースのコーデックでエンコードされたマルチメディアファイルの再生と作成を含む操作をサポートできます。
Groove ミュージック: デジタル音楽の再生に使用されるアプリ。
映画 & テレビ: デジタルビデオの再生に使用されるアプリ。
Windows ボイスレコーダー: サウンドの録音に使用されるアプリ。
Skype: メッセージングとコミュニケーションに使用されるプレインストールされたアプリ。

他の機能の効果

一部の機能は Windows N エディションから直接除外されませんが、メディアテクノロジの除外の影響を受けます。 Windows 10/11 N を実行している PC に Media Feature Pack がインストールされていない場合、次の機能は正常に動作しません。これらの機能の一部は、Media Feature Pack のインストール後に正しく動作しない可能性があることに注意してください。

アラーム & クロック: アラームとタイマーのサウンドは再生されません。
アプリケーション同期: この機能は機能しません。
Cortana ＠パーソナルアシスタント: Cortana with Voice (Cortana との音声操作) は機能しません。
リムーバブルディスクのグループポリシー: この機能は、Windows 10 Pro の N エディションでは使用できません。
ライブキャプション: この機能は機能しません。
Microsoft Edge ブラウザー: 新しい Microsoft Edge ブラウザーを使って一部のビデオストリーミング Web サイトにアクセスすると、機能が完全には動作しない可能性があります。
Microsoft Teams: 音声通話やビデオ通話などの一部の機能は機能しません。
ナレーター: ナレーターアプリを使用した音声ナビゲーションは機能しません。
Microsoft OneDrive と写真: これらのアプリケーションはビデオを再生できません。
Microsoft Edge での PDF の表示: この機能は以前のバージョンの Microsoft Edge では機能しませんが、Media Feature Pack がインストールされていなくても、新しい Chromium ベースのMicrosoft Edge ブラウザーで動作します。
サウンドレコーダー: 録音は WAV 形式に制限されます。
音声入力: この機能は機能しません。
Web カメラ: この機能は動作しません。
Windows 10 カメラデバイス: 画像転送プロトコル (PTP) を使用するカメラは機能しません。
Windows Hello: この機能は機能しません。
Windows Mixed Reality: Windows 10 N は Windows Mixed Reality と互換性がありません。
Windows ポータブルデバイス: メディアの同期、イメージの取得、ファイルの参照はサポートされません。
Microsoft Store メディアコンテンツ: Microsoft Store を通じて取得されたオーディオおよびビデオコンテンツは再生できません。ストアのオーディオまたはビデオコンテンツのプレビューも機能しません。
ワイヤレスディスプレイ: この機能は機能しません。
Xbox: ゲーム DVR など、このアプリに関連付けられている一部の機能は動作しません。

要約