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技術的な更新 : 2008年8月1日

マイクロソフトでは、この問題に関して、IT 担当者向けのマイクロソフト セキュリティ アドバイザリをリリースしました。 セキュリティ アドバイザリには、この問題に関連する追加のセキュリティ関連の情報が含まれています。 セキュリティ アドバイザリを参照するには、次のマイクロソフト Web サイトにアクセスしてください。

http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/954960.mspx

現象

Microsoft Windows Server Update Services (WSUS) 3.0 を使用して、組織内のコンピュータにソフトウェア更新プログラムおよび修正プログラムを展開します。 しかし、一部のコンピュータが WSUS サーバーから更新プログラムを受信しません。 この問題は、コンピュータに Microsoft Office 2003 または Office 2003 のコンポーネントがインストールされている場合に発生します。


注: この問題は、Microsoft Windows Server Update Services 3.0 および Windows Server Update Services 3.0 Service Pack 1 (WSUS 3.0 SP1) に影響します。 ただし、状況によっては、以下の製品にも影響する場合があります。

  • WSUS コンポーネントを WSUS 2.0 から WSUS 3.0 にアップグレードした Windows Small Business Server 2003 (Windows SBS)

  • System Center Essentials 2007

  • System Center Configuration Manager 2007

詳細については、アドバイザリを参照してください。

この問題が発生した場合、影響を受けるコンピュータの自動更新ログ ファイル (%windir%\WindowsUpdate.log) に、以下のメッセージに類似したメッセージが記録されます。

Date Time 788 ee4 PT +++++++++++ PT: Synchronizing server updates +++++++++++
Date Time 788 ee4 PT + ServiceId = {3DA21691-E39D-4DA6-8A4B-B43877BCB1B7}, Server URL = http://WSUS Server/ClientWebService/client.asmx
Date Time 788 ee4 PT WARNING: SyncUpdates failure, error = 0x8024400E, soap client error = 7, soap error code = 400, HTTP status code = 200
Date Time 788 ee4 PT WARNING: SOAP Fault: 0x000190
Date Time 788 ee4 PT WARNING: faultstring:Fault occurred
Date Time 788 ee4 PT WARNING: ErrorCode:InternalServerError(5)
Date Time 788 ee4 PT WARNING: Message:(null)
Date Time 788 ee4 PT WARNING: Method:"http://www.microsoft.com/SoftwareDistribution/Server/ClientWebService/SyncUpdates"
Date Time 788 ee4 PT WARNING: ID:c0a7445f-b989-43fa-ac20-11f8ca65fa8c

このメッセージは検出フェーズでログに記録されます。

また、WSUS を実行するコンピュータの WSUS ログ ファイル (%ProgramFiles%\Update Services\Log Files\SoftwareDistribution.log) に、以下のメッセージに類似したメッセージが記録されます。

Date Time UTC Error w3wp.12 ClientImplementation.SyncUpdates System.ArgumentException: Item has already been added. 辞書のキー: '8862' 追加されるキー: '8862'
at System.Collections.Hashtable.Insert(Object key, Object nvalue, Boolean add)
at System.Collections.Hashtable.Add(Object key, Object value)
at Microsoft.UpdateServices.Internal.ClientImplementation.GetSyncInfo(DataAccess dataAccess, Hashtable stateTable, Hashtable deploymentTable, Boolean haveGroupsChanged, Boolean doChunking)
at Microsoft.UpdateServices.Internal.ClientImplementation.SoftwareSync(DataAccess dataAccess, UnencryptedCookieData cookieData, Int32[] installedNonLeafUpdateIds, Int32[] leafUpdateIds, Boolean haveGroupsChanged, Boolean expressQuery)
at Microsoft.UpdateServices.Internal.ClientImplementation.SyncUpdates(Cookie cookie, SyncUpdateParameters parameters)
at Microsoft.UpdateServices.Internal.ClientImplementation.SyncUpdates(Cookie cookie, SyncUpdateParameters parameters)
at Microsoft.UpdateServices.Internal.Client.SyncUpdates(Cookie cookie, SyncUpdateParameters parameters)
lines removed
Date Time UTC Warning w3wp.12 SoapUtilities.CreateException ThrowException: actor = http://wsusebc/ClientWebService/client.asmx, ID=c0a7445f-b989-43fa-ac20-11f8ca65fa8c, ErrorCode=InternalServerError, Message=, Client=?

このメッセージを見つけるには、クライアント ログから取得された ID を使用して WSUS サーバーを検索します。

原因

この問題は、Microsoft Office 2003 Service Pack 1 (SP1) 更新プログラムの最新改訂版によって、一部の WSUS 3.0 サーバーで改訂版の更新プログラムと更新プログラムの承認が正しく同期されないことが原因で発生します。 影響を受けるクライアント コンピュータがこのようなサーバーと通信する場合、Web サービスで承認を処理することができません。 このため、検出が正常に実行されません。

解決方法

WSUS 3.0 SP1 を実行しているサーバーでこの問題を解決するには、次の手順に従います。

  1. WSUS サーバー上の現在の地域と言語の設定が、WSUS がインストールされた時点の設定と同じであることを確認します。 たとえば、WSUS がインストールされた時点で WSUS サーバーが英語 (米国) に設定され、現在の設定がドイツ語 (スイス) である場合、この更新プログラムをインストールする前に言語を英語 (米国) に変更します。

  2. 更新プログラム 954960 をインストールします。 サーバー向けに該当する「Microsoft ダウンロード センター」のリンクをクリックします。



    alternate textWindows Server Update Services (WSUS) 3 Service Pack 1 用の更新プログラム (KB954960) パッケージを今すぐダウンロードします。

    alternate textWindows Server Update Services (WSUS) 3 Service Pack 1 for x64-based Systems パッケージ用の更新プログラムを今すぐダウンロードします。

    リリース日: 2008年8月1日

    マイクロソフトのサポート ファイルをダウンロードする方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。

    119591 オンライン サービスからマイクロソフトのサポート ファイルを入手する方法
    マイクロソフトでは、アップロード時点の最新のウイルス検査プログラムを使用して、 配布ファイルのウイルス チェックを行っています。 配布ファイルはセキュリティで保護されたサーバー上に置かれており、権限のない第三者が無断でファイルを変更できないようになっています。

  3. 必要に応じて、WSUS サーバーの言語を必要な設定に変更します。

WSUS 3.0 RTM を実行しているサーバーでこの問題を解決するには、次の手順に従います。

以下のいずれかの手順を実行します。

  • WSUS 3.0 RTM から WSUS 3.0 SP1 にアップグレードし、更新プログラム 954960 を自動的に受信します。 詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

    http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=93750

  • また、現時点では WSUS 3.0 SP1 にアップグレードしない場合は、「回避策」の手順に従います。


回避策

WSUS 3.0 SP1 にアップグレードし、更新プログラム 954960 を自動的に受信することを推奨いたします。 現時点では WSUS 3.0 SP1 にアップグレードしない場合は、この手順に従って、WSUS サーバー上で整合性の取れた状態に承認をリセットします。

  1. WSUS 管理コンソールの更新プログラムの一覧で、Office 2003 Service Pack 1 更新プログラムを見つけます。

    • 注 : 複数の Office 2003 Service Pack 1 更新プログラムが公開されている場合があります。 この手順に必要なこの更新プログラムの特定のバージョンを選択したことを確認することが重要です。 詳細ウィンドウの下部に以下の UpdateID が表示されていることを確認します。

      D359F493-0AAD-43FA-AF5C-6763326CD98F

    • この更新プログラムを表示するために、更新プログラム ノードのフィルタを変更することが必要な場合があります。 これを行うには、[状態] を [すべて] に設定し、[承認] を [拒否済み] に設定します。 この操作を行っても更新プログラムが表示されない場合は、[承認] を [拒否された更新以外のすべて] に設定します。

  2. 更新プログラムが [拒否済み] であることを確認します。 更新プログラムが拒否されていない場合は、更新プログラムを右クリックして、[拒否] をクリックします。

  3. 更新プログラムを承認します。 これを行うには、更新プログラムを右クリックし、[承認] をクリックし、[OK] をクリックします。 [更新の承認] ダイアログ ボックスで承認の設定を変更しないでください。

  4. 更新プログラムを拒否します。 これを行うには、更新プログラムを右クリックし、[拒否] をクリックします。

  5. コンピュータでは WSUS サーバーによる検出が正常に完了し、適用可能なすべての更新プログラムを受信できるようになります。 コンピュータが同期できることを確認するには、次の手順に従います。

    1. コマンド プロンプトを起動します。

    2. 次のコマンドを入力します。

      wuauclt.exe/detectnow

    3. Enter キーを押します。

  6. WindowsUpdate.log ファイルを調べ、同期が成功したことを確認します。 detectnow コマンドを 2 回実行することが必要な場合があります。 一部のユーザーから、最初の同期には失敗したがそれ以降の同期は成功したという報告がありました。

  7. 複数の WSUS サーバーが階層化されている場合は、各サーバーで以下の手順を繰り返します。 最上位のサーバーを起動します。 いずれかのサーバーがレプリカ子サーバーである場合は、[オプション/更新元およびプロキシ サーバー] ダイアログ ボックスを使用して、そのサーバーを自律サーバーに変更します。 以下の手順を実行した後、自律サーバーを再びレプリカ子サーバーに変更します。


詳細情報

この更新プログラムで発生する既知の問題

  • WSUS を実行しているコンピュータにこの更新プログラムをインストールするときに、同じコンピュータで HTTP、FTP、NNTP または SMTP などの他のインターネット サービスもホストしている場合、更新プログラムのインストール時にこれらのサービスは停止され、再起動される可能性があります。

  • この更新プログラムでは、アンインストールはサポートされていません。 この更新プログラムを削除するには、WSUS をアンインストールして、再インストールする必要があります。

    この更新プログラムを削除する場合、WSUS をアンインストールするときに既定のオプションを選択することをお勧めします。 既定のオプションでは、データベースとコンテンツがシステムに残されるので、WSUS を再インストールしたときに、カスタマイズした設定が保持されます。

  • この更新プログラムをインストールしても、コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] の一覧にこの更新プログラムは表示されません。 更新プログラムが正しくインストールされたことを確認するには、以下の手順を実行します。

    1. 次のフォルダーを開きます。

      %ProgramFiles%\Update Services\WebServices\ClientWebService\bin\

    2. Microsoft.UpdateServices.WebServices.Client.Dll ファイルを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

    3. [バージョン] タブをクリックします。

      • 更新プログラムが正しくインストールされている場合、ファイルのバージョンは 3.1.6001.66 です。

      • 更新プログラムが正しくインストールされていない場合、ファイルのバージョンは 3.1.6001.65 です。

状態

マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。

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