TRACERT を使用したトラブルシューティング

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文書番号: 162326 - 対象製品
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目次

概要

TRACERT (Trace Route) コマンドは、IP パケットが送信先に到達するまでに通った経路を調べるために使用されるルート トレース ユーティリティです。

この資料では、次の項目について説明します。
  • TRACERT コマンドの機能
  • TRACERT を使用したトラブルシューティング
  • TRACERT の構文

詳細

TRACERT コマンドの機能

TRACERT 診断ユーティリティは、さまざまな IP TTL (Time-To-Live) 値を持つ ICMP (Internet Control Message Protocol) エコー パケットを送信し、送信先に着くまでに通ったルートを判定します。経路上の各ルータは、パケットを転送する前にパケットの TTL を少なくとも 1 つ減らすことを要求されるため、TTL は事実上のホップ数となります。パケットの TTL が 0 になると、ルータは送信元のコンピュータに ICMP Time Exceeded メッセージを送り返します。

TRACERT は TTL が 1 である最初のエコー パケットを送信し、その後ターゲットが応答するか TTL の最大値に到達するまで、1 ずつ TTL を増加しながら連続してパケットを送信することによってルートを判断します。ルートは中間に存在するルータから送り返された ICMP Time Exceeded メッセージを調べることによって判断されます。一部のルータは、有効期限が切れた TTL を持つパケットを何も通知せずに破棄し、TRACERT で参照できないことに注意してください。

TRACERT は、ICMP Time Eceeded メッセージを返した経路内に存在するルータを順に並べた一覧を出力します。-d スイッチを使用する (TRACERT に対して各 IP アドレスで DNS 照合を実行しないように指示する) と、ルータに近い側のインターフェイスの IP アドレスが報告されます。

以下の例では、パケットは、ホスト 11.1.0.1 に到達するために 2 つのルータ (157.54.48.1 と 11.1.0.67) を通る必要があります。この例では、デフォルトのゲートウェイは 157.54.48.1 であり、11.1.0.0 ネットワーク上のルータの IP アドレスは 11.1.0.67 です。

C:\>tracert 11.1.0.1


   Tracing route to 11.1.0.1 over a maximum of 30 hops

   1     2 ms     3 ms     2 ms  157.54.48.1
   2    75 ms    83 ms    88 ms  11.1.0.67
   3    73 ms    79 ms    93 ms  11.1.0.1

   Trace complete.

TRACERT を使用したトラブルシューティング

TRACERT コマンドはネットワーク上でパケットが停止した場所を調べるために使用できます。以下の例では、デフォルトのゲートウェイは 22.110.0.1 のホストに対する有効な経路が存在しないと判断しました。原因として考えられるのは、ルータの構成に問題があるか、22.110.0.0 ネットワークが存在しない (無効な IP アドレスである) ことです。

C:\>tracert 22.110.0.1

   Tracing route to 22.110.0.1 over a maximum of 30 hops

   1  157.54.48.1  reports: Destination net unreachable.

   Trace complete.

TRACERT は、同じポイントに到着するために、いくつかの経路を通ることが可能であったり、多くの中継システム (ルータまたはブリッジ) が含まれている、大規模なネットワークのトラブルシューティングに役立ちます。

TRACERT の構文

TRACERT で使用できるコマンドライン スイッチがいくつかありますが、それらは標準のトラブルシューティングには通常必要ありません。

TRACERT の構文

tracert [-d] [-h maximum_hops] [-j host-list] [-w timeout] target_name

パラメータ
   -d 
      アドレスをホスト名に解決しないことを指定します。

   -h maximum_hops
      ターゲットを検索するための最大ホップ数 (maximum_hops) を指定します。

   -j host-list
      host-list に沿って自由なソース ルートを指定します。

   -w timeout
      応答ごとに timeout で指定されるミリ秒数だけ待ちます。

   target_name
      ターゲット ホストの名前または IP アドレス。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 162326 (最終更新日 2001-10-05) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 162326 - 最終更新日: 2004年9月8日 - リビジョン: 2.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows XP Home Edition
  • Microsoft Windows XP Professional
  • Microsoft Windows NT Server 3.5
  • Microsoft Windows NT Server 3.51
  • Microsoft Windows NT Server 4.0 Standard Edition
  • Microsoft Windows NT Workstation 3.5
  • Microsoft Windows NT Workstation 3.51
  • Microsoft Windows NT Workstation 4.0 Developer Edition
  • Microsoft Windows 2000 Professional
  • Microsoft Windows 2000 Server
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Datacenter Server
キーワード:?
kbtshoot kbnetwork KB162326
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