Outlook 2010、Outlook 2007、および Outlook 2003 の .pst ファイルおよび .ost ファイルのサイズの制限を構成する方法

文書番号: 832925 - 対象製品
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目次

概要

Microsoft Office Outlook 2010、Microsoft Office Outlook 2007、および Microsoft Office Outlook 2003 では、個人用フォルダー (.pst) ファイルおよびオフライン フォルダー (.ost) ファイルの形式として、ANSI (American National Standards Institute) 形式と UNICODE 形式がサポートされています。この資料では、以下の 4 つのレジストリ エントリを使用して .pst ファイルおよび .ost ファイルのサイズを制限する方法について説明します。
  • MaxFileSize
  • WarnFileSize
  • MaxLargeFileSize
  • WarnLargeFileSize
注: WarnLargeFileSize レジストリ エントリと WarnFileSize レジストリ エントリでは、ファイル サイズの制限を超える前に Outlook が警告するように設定することはできません。

MaxFileSize レジストリ エントリ

MaxFileSize レジストリ エントリには、.pst ファイルおよび .ost ファイルの絶対的な最大サイズを指定します。ファイルのサイズがこの最大値に達した場合、Outlook では、指定されているサイズを超えてファイル サイズが増大することは許可されません

WarnFileSize レジストリ エントリ

WarnFileSize レジストリ エントリには、.pst ファイルおよび .ost ファイルに保存できるデータの最大量を指定します。データが最大量に達すると、.pst ファイルにも .ost ファイルにもそれ以上データを追加できなくなります。ただし、ファイルの物理的なサイズは、内部処理によりその後も増加することがあります。

以下の表で、MaxLargeFileSize レジストリ エントリおよび WarnLargeFileSize レジストリ エントリは UNICODE 形式 (新しいサイズの大きい形式) のファイルに対応し、MaxFileSize レジストリ エントリおよび WarnFileSize レジストリ エントリは ANSI 形式 (従来の Microsoft Outlook 形式) のファイルに対応しています。UNICODE 用の値の単位は MB であり、ANSI 用の値はバイト単位で設定します。

Outlook 2010

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名前種類有効なデータの範囲既定
MaxLargeFileSizeREG_DWORD0x00000001 〜 0x0000C8000x0000C800 51,200 (50 GB)
WarnLargeFileSizeREG_DWORD0x00000000 〜 0x0000BE000x0000BE00 48,640 (47.5 GB)
MaxFileSizeREG_DWORD0x001F4400 〜 0x7C0044000x7BB04400 2,075,149,312 (1.933 GB)
WarnFileSizeREG_DWORD0x00042400 〜 0x7C0044000x74404400 1,950,368,768 (1.816 GB)

Outlook 2007 および Outlook 2003

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名前種類有効なデータの範囲既定
MaxLargeFileSizeREG_DWORD0x00000001 〜 0x0000C8000x00005000 20,480 (20 GB)
WarnLargeFileSizeREG_DWORD0x00000000 〜 0x0000BE000x00004C00 19,456 (19 GB)
MaxFileSizeREG_DWORD0x001F4400 〜 0x7C0044000x7BB04400 2,075,149,312 (1.933 GB)
WarnFileSizeREG_DWORD0x00042400 〜 0x7C0044000x74404400 1,950,368,768 (1.816 GB)
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Office のバージョンこのレジストリ エントリのポリシーの場所は、レジストリ エディターの以下のパスにあります。このレジストリ エントリのユーザー設定の場所は、レジストリ エディターの以下のパスにあります。
Outlook 2010HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\14.0\Outlook\PSTHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Outlook\PST
Outlook 2007HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\12.0\Outlook\PSTHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\Outlook\PST
Outlook 2003HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\11.0\Outlook\PSTHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\11.0\Outlook\PST

詳細

.pst ファイルおよび .ost ファイルのサイズの上限を構成するには、以下の手順を実行します。

注: この資料に記載されている設定は、.ost ファイルと .pst ファイルの両方に適用されます。これらのレジストリの設定を変更すると、Exchange キャッシュ モード、古いアイテムの整理、.pst ファイルで使用される .ost ファイルにも影響があります。

重要 このセクション、方法、またはタスクには、レジストリを変更する手順が記載されています。しかし、レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生する可能性があります。したがって、これらの手順は慎重に実行する必要があります。万一に備えて、変更前のレジストリをバックアップしてください。これにより、問題が発生した場合にレジストリを復元することが可能になります。レジストリのバックアップ方法と復元方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
322756 Windows でレジストリをバックアップおよび復元する方法
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
  2. [名前] ボックスに「regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  3. 左側のウィンドウで、[マイ コンピューター] を展開し、[HKEY_CURRENT_USER] を展開します。
  4. [Software]、[Policies] の順に展開します。
  5. [Microsoft]、[Office] の順に展開します。
  6. Outlook 2003 の場合は [11.0]、[Outlook] の順に展開します。Outlook 2007 の場合は [12.0]、[Outlook] の順に展開します。Outlook 2010 の場合は [14.0]、[Outlook] の順に展開します。
  7. [PST] をクリックし、右側のウィンドウの [MaxFileSize] を右クリックします。
  8. [修正] をクリックし、[値のデータ] ボックスに値を入力します。
  9. [OK] をクリックします。
  10. [WarnFileSize] を右クリックし、手順 8. 〜 9. を再度実行します。
  11. [MaxLargeFileSize] を右クリックし、手順 8. 〜 9. を再度実行します。
  12. [WarnLargeFileSize] を右クリックし、手順 8. 〜 9. を再度実行します。
: このレジストリ パスが存在しない場合は、新たに作成する必要があります。 このレジストリ値が存在しない場合は、以下の手順を実行して作成します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、「Regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  2. 左側のウィンドウで、以下のレジストリ キーを展開します。

    Outlook 2010 の場合
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\14.0\Outlook
    Outlook 2007 の場合
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\12.0\Outlook
    Outlook 2003 の場合
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\11.0\Outlook
  3. [Outlook] を右クリックし、[新規] をポイントし、[キー] をクリックします。
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  4. PST」と入力し、Enter キーを押します。
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  5. [PST] を右クリックし、[新規] をポイントし、[DWORD] 値をクリックします。
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  6. MaxFileSize」と入力し、Enter キーを 2 回押します。
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  7. [DWORD 値の編集] ウィンドウで、[10 進] をクリックし、[値のデータ] ボックスに値を入力し、[OK] をクリックします。
    注: 1 GB = 1*1024*1024*1024 バイト、1 MB = 1*1024*1024 バイト、1 KB = 1*1024 バイトです。以下の例は 1 GB の場合です。
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  8. 手順 3. 〜 7. を再度実行して、DWORD 値の WarnFileSize を作成します。
  9. 手順 3. 〜 7. を再度実行して、DWORD 値の MaxLargeFileSize を作成します。
  10. 手順 3. 〜 7. を再度実行して、DWORD 値の WarnLargeFileSize を作成し、レジストリ エディタを閉じます。

    : これらのレジストリ キーを多くのエンドユーザーのコンピューターに展開するには、ORK ツールを使用できます。
エンドユーザーのコンピューターでのレジストリ作成を自動化するには、展開に ORK を使用します。
MaxFileSize レジストリ エントリと WarnFileSize レジストリ エントリの値の間、および MaxLargeFileSize レジストリ エントリと WarnLargeFileSize レジストリ エントリの値の間には、5% 以上の差を付けておくことをお勧めします。これは、内部処理の続行が妨げられないようにするためです。

MaxFileSize レジストリ エントリの値が、.pst ファイルまたは .ost ファイルの制限である ANSI 2 GB を超えている場合、破損を防止するために、設定した値は無視され、サイズは 2 GB に制限されます。WarnFileSizeregistry レジストリ エントリの既定値は、UNICODE ファイルの MaxFileSize レジストリ エントリの 95% として計算され、サイズの小さい ANSI ファイルでは値は 1,950,368,768 バイトのままとなります。

注: UNICODE の制限値として、表に記載されている値を超えた値を設定することは可能ですが、そのような設定を行うとパフォーマンスが低下するおそれがあるため、設定しないことをお勧めします。

.ost ファイルまたは .pst ファイルのサイズが、WarnFileSize または WarnLargeFileSize に設定された上限に達した場合、圧縮機能が実行され、使用可能なサイズまでファイルを縮小することが試行されます。WarnFileSize または WarnLargeFileSize に指定された上限に達すると、電子メール メッセージの送信はできません (送信した電子メール メッセージが送信済みアイテム フォルダーに保存される場合)。また、ファイル内でアイテムのコピーや移動を行うこともできません。古いアイテムの整理で使用されるアーカイブの .pst ファイルの場合、古いアイテムの整理処理は失敗します。ただし、既定の配信場所として使用している .pst ファイルまたは .ost ファイルから電子メール メッセージを削除することやアーカイブすることはできます。

以下に、ファイル サイズがレジストリで指定されている上限に達した場合に発生することのあるエラーをいくつか示します。
  • 上限に達している .pst ファイルまたは .ost ファイルにアイテムを移動すると、次のエラー メッセージが表示されます。
    このアイテムを移動できません。ファイル <パス>\<ファイル名>.pst のサイズは最大サイズに達しました。このファイル内のデータ量を減らすには、必要でないアイテムを選択して、Shift + Del キーを使って完全に削除してください。
  • Exchange キャッシュ モードを使用する .pst ファイルまたは .ost ファイルに対して電子メール メッセージが配信され、ファイル サイズが上限に達すると、メールボックスの整理ウィザードが起動します。

プロパティ

文書番号: 832925 - 最終更新日: 2012年11月7日 - リビジョン: 4.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Office Outlook 2003
  • Microsoft Office Outlook 2007
  • Microsoft Outlook 2010
キーワード:?
kbconfig kbhowto KB832925
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