[FIX] SQL Server 2008 の MERGE ステートメントでクラスタ キーの一部でない一意キー列を更新し、更新ソースとして単一行がある場合、外部キー制約を適用できないことがある

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文書番号: 956718 - 対象製品
Bug # : 50003167 (SQL Hotfix)
SQL Server のリリース後にリリースされたビルドのマスタ一覧を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
957826 SQL Server 2008 以降にリリースされた SQL Server 2008 のビルド、および SQL Server 2005 Service Pack 2 以降にリリースされた SQL Server 2005 のビルドに関する詳細情報の入手先
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現象

Microsoft SQL Server 2008 では、以下の条件に該当する場合に外部キー制約が適用されないことがあります。
  • MERGE ステートメントが発行されている。
  • 更新対象の列に一意の非クラスタ化インデックスがある。
次のような状況を考えます。 ステートメントを使用して、Table1 という名前のテーブルにある Column1 という名前の一意の列を更新します。 Table1 は、Table2 という名前のテーブルから外部キー制約によって参照されています。

この場合、適切でないタイミングで Table1 の行が変更されます。 また、Table2 には Table1 へのぶら下がり参照が含まれる行ができます。

この問題は、この状況で、以下の条件に該当する場合に発生します。
  • Table1 の参照されている Column1 列が Table1 のクラスタ キーの一部ではない。
  • Column1 列に割り当て可能な値が 1 つのみである。 たとえば、次のいずれかの状況が発生します。
    • マージ ソースが単一行のデータである。 たとえば、マージ ソースが次の SELECT ステートメントのいずれかから生成されている。
      • select <ConstantValues>
      • select <Parameters>
      : 発生する可能性が最も高いのは、この状況です。
    • マージ ソースが、実際には単一行のデータである。 たとえば、マージ ソースが次の SELECT ステートメントのいずれかから生成されている。
      • select <ColumnName> from <TableName> where <TableName>.<ColumnName> = 1
        : <TableName>.<ColumnName> は、クエリ オプティマイザによって一意の値として認識されます。
      • select top 1 <ColumnName> from <TableName>
    • マージ ソースとマージ対象の結合に、単一行の更新を保証する述語がある。
    • マージ ソースに関係なく、UPDATE 句によって Column1 列に定数が設定されている。
  • ON UPDATE CASCADE オプションが Table2 の外部キー制約に対して有効になっていない。
: MERGE ステートメントを使用して、外部キー制約によって参照されている、一意の非クラスタ化インデックスがある列を更新する場合は、この修正プログラムを適用することを推奨します。

解決方法

この問題に対する修正は、累積的な更新プログラム パッケージ 1 で最初にリリースされました。 SQL Server 2008 の累積的な更新プログラム パッケージの入手方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
956717 SQL Server 2008 の累積的な更新プログラム パッケージ 1 について
: ビルドは累積的であるため、新しいリリースの修正には、以前のリリースの SQL Server 2008 の修正に含まれていたすべての修正プログラムおよびセキュリティ更新プログラムが含まれます。 この修正プログラムが含まれている最新リリースの修正の適用を検討することを推奨します。 関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
956909 SQL Server 2008 のリリース以降にリリースされた SQL Server 2008 のビルドについて

回避策

この修正プログラム パッケージを適用すると問題が解決されます。 この修正プログラムを適用せずに、「現象」に記載されている状況で MERGE ステートメントを使用する場合、問題を解決するには以下の手順を実行します。
  1. マージ ソースの値をクエリでインラインにするのではなく、テーブル、一時テーブル、またはテーブル変数に格納するように MERGE ステートメントを書き直します。
  2. トレース フラグ 8790 を使用します。このトレース フラグは、広範な更新プランと呼ばれる種類のプランを使用するようにオプティマイザを設定します。 広範な更新プランでは、この問題は発生しません。 ただし、この手順を実行すると、すべての DML ステートメントのパフォーマンスが低下するリスクが発生します。 そのため、アプリケーションを変更できない場合以外は、この方法を使用しないでください。
次の Transact-SQL スクリプトは、この修正プログラムを適用できない場合に、スクリプトを変更してこの問題を解決する 1 つの方法を示しています。

たとえば、次のようなスクリプトがあるとします。
use tempdb;
drop table sale, product;
create table product(pno int not null primary key, name char(30), pAlternateKey char(6) not null unique);
create table sale(sno int not null primary key, pAlternateKey char(6) not null references product(pAlternateKey));
insert product values(1, 'Office Chair', 'ochair');
insert sale values(1, 'ochair')
-- No violation of foreign key constraint is detected. However, one should be.
merge into product
using (select 'Office Chair2' as name, 1 as pno, 'oxx' as pAlternateKey) as src
on product.pno = src.pno
when matched then
   update set product.pAlternateKey = src.pAlternateKey, 
              product.name = src.name
when not matched then
   insert values(src.pno, src.name, src.pAlternateKey);
このスクリプトを次のように変更します。
insert product values(1, 'Office Chair', 'ochair');
insert sale values(1, 'ochair')
-- A foreign key constraint violation is detected, and the update fails.
declare @source table 
   (name nchar(30), pno int, pAlternateKey nchar(30));
insert into @source values('Office Chair2',1,'oxx');
merge into product
using @source as src
on product.pno = src.pno
when matched then
   update set product.pAlternateKey = src.pAlternateKey, 
              product.name = src.name
when not matched then
   insert values(src.pno, src.name, src.pAlternateKey);

状況

マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。

詳細

変更されるファイル、およびこの「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料に記載されている修正プログラムが含まれる累積的な更新プログラム パッケージを適用するための必要条件を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
956717 SQL Server 2008 の累積的な更新プログラム パッケージ 1 について

関連情報

SQL Server 2008 以降にリリースされたビルドの一覧を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
956909 SQL Server 2008 のリリース以降にリリースされた SQL Server 2008 のビルドについて


SQL Server の増分サービス モデル (ISM) の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
935897 報告された問題に対する修正プログラムを提供する SQL Server チームの増分サービス モデル (ISM) について


SQL Server の更新プログラムの命名方式の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
822499 Microsoft SQL Server ソフトウェア更新プログラム パッケージの新しい命名方式


ソフトウェア更新プログラムに関する用語の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
824684 マイクロソフトのソフトウェアの更新で使用される一般的な用語の説明

関連情報

SQL Server 2008 での非クラスタ化インデックスの詳細については、次の MSDN (Microsoft Developer Network) Web サイトを参照してください。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms179325(SQL.100).aspx

プロパティ

文書番号: 956718 - 最終更新日: 2009年4月30日 - リビジョン: 4.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft SQL Server 2008 Enterprise
  • Microsoft SQL Server 2008 Developer
  • Microsoft SQL Server 2008 Standard
  • Microsoft SQL Server 2008 Standard Edition for Small Business
  • Microsoft SQL Server 2008 Web
  • Microsoft SQL Server 2008 Workgroup
  • Microsoft SQL Server 2008 Express
  • Microsoft SQL Server 2008 Express with Advanced Services
キーワード:?
kbautohotfix kbhotfixserver kbqfe kbpubtypekc kbfix KB956718
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